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読書感想:シュガーマンのマーケティング30の法則

1.概要

1-1.本の情報

  • 題名:シュガーマンのマーケティング30の法則

  • 著者:ジョセフ・シュガーマン(監訳:佐藤昌弘、訳:石原薫)

  • 発行:フォレスト出版株式会社

1-2.内容

「心理的トリガー(引き金)」―――それはお客の心に働きかけ、心を動かし、ついには購入を決めてさせてしまう。
 ところが、こうした「心理的トリガー」の存在は、やり手のセールスパーソンでさえ、ほとんど知る人はいない。
 だからこそ、本書の心理的トリガーについて知ることは、知っておくだけで受注争奪戦の真っただ中にいる人にとって、強力な武器になるはずだ。(中略)
 お客がものを買う理由の95パーセントは、「無意識の決断」だとされている。この本で私があなたに伝えたいのは、販売プロセスで起こるどんなことがお客のトリガーとなり、売り込みのさまざまな側面にお客の潜在意識がどう反応するかということだ。
 30の心理的トリガーは、あなたにとってかけがえのない知識となるはずだ。そう気づくのも、まもなくだ。 (本書より)

目次
【心理的トリガー1】アイスクリームの注文手順
【心理的トリガー2】隣人の急死
【心理的トリガー3】愛とキャンパス売春婦
【心理的トリガー4】臭いもののフタは開けろ
【心理的トリガー5】災い転じて

(略)

1-3.著者について

ジョセフ・シュガーマン(Joseph Sugarman)
シカゴ近郊出身。JS&Aグループ、ブルー・ブロッカー・コーポレーション、デルスター・パブリッシング会長。
マイアミ大学電気工学科に3年半在籍したのち、1962年に米陸軍に召集される。その後、ドイツに渡り、陸軍の諜報機関を経てCIAに勤務する経歴を持つ。1971年、マイクロエレクトロニクスに将来性を見出し、世界初の電卓を販売する通信会社JS&Aを設立。紙面全面を使った広告は、グラフィック要素を殆ど使わずに、テキストだけで埋めるという、当時では斬新な手法で業界の注目を集めた。また、電話からのクレジットカードによる注文を受ける際にフリーダイヤル・サービス「800ナンバー」をアメリカで初めて使用。その後、ほかの多くの通販会社が同様の受注方法を導入する。1986年、販売の中心をエレクトロ二クス商品から「ブルー・ブロッカー」ブランドのサングラスにシフトさせ、ダイレクトメール、通信販売広告、カタログ、テレビのインフォマーシャル番組、テレビショッピングチャンネル「QVC」を通じて販売。ブルー・ブロッカー・サングラスは世界中の媒体を通じて、2000万本超が売れている。
彼の功績により、ダイレクト・マーケティング・マン・オブザ・イヤーに選出(1979年)、業界最高峰のマクスウェル・サックハイム賞(1991年)も受賞している。(表紙より)

監訳 佐藤昌弘
ダントツに成功するための実践法を伝授するマーケティング・コンサルタント。
京都大学工学部卒業後、大手都市ガス会社に就職。その後、脱サラして住宅リフォーム会社を始め、創業3年で年商3億円を超える急成長を遂げる。会社を売却して、2001年経営コンサルティング会社マーケティング・トルネードを設立。自薦経験に裏打ちされた知識で言葉や文章を自由自在に操り、「言葉の魔術師」として短期間に多くの企業の業績をアップさせる。また、心理セラピー・認知心理学を研究し、大企業、中小企業を問わず、クライアントから「話しているだけで自分が変化していく」と好評。経営の核心を突く鋭い指摘は経営者を本気にさせ、成功する会社が続出している。
主な著書に、『図解・非常識に設ける人々が実践する成功ノート』(共著、三笠書房)、『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』(日本実業出版社)、『今日からお客様が倍増する売れる力学!』(KKベストセラーズ)、『会社を成長させるために絶対に必要なこと』(フォレスト出版)などがある。(本書より)

訳者 石原薫
翻訳家。訳書にJ・ジラード『私に売れないモノはない!』『世界一の「売る!」技術』(共に、フォレスト出版)、M・F・R・ケッツ・ド・ブリース『アレキサンダーに学ぶ100戦100勝の成功法則』(共訳、イーストプレス)、ケイト・スペード『スタイル』(ブックマン社)などがある。
(本書より)

2.感想 ※微ネタバレ注意

  • マーケティングの有識者がお勧めしていた本うちの一冊だったため、購入した。

  • アメリカンな雰囲気を感じる文章で、お客様が物を買う「心理的トリガー」が説明されている。シュガーマンさんの実体験ベースの説明が多いため、すぐに実践したり、日常に新たな視点を加えたりできる本だと感じた。

  • 各章がユーモアを感じる個性的なものになっている。目次を読むだけで、アメリカンジョークを味わえる。章のタイトルだけで偏見を持たずに、内容も読んでみてほしい。

  • 90年代のアメリカ生活も、ちょこちょこ見える。アメリカのドラマを見ているようで、面白い。

トップ画像:昼間の道路で本を持っている男の写真 – Unsplashの無料人写真

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