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「かわいい+〜そう」と表現出来ない理由を非学術的に考えてみた

はじめに

突然ですが1つの会話例を考えてみましょう。
シチュエーションは女性2人組の会話です。

女性1:彼氏出来たんだよね〜
女性2:えっ!マジ!?写真見せて!!!
女性1:はい、この前デート行った時の〜
女性2:マスクしてるけどカッコよさそう!

普通にありそうな会話ですよね。
では、この会話の男性バージョンを考えてみましょう。

男性1:彼女出来たんだよね〜
男性2:えっ!マジ!?写真見せて!!!
男性1:はい、この前デート行った時の〜
男性2:マスクしてるけどかわよさそう!

…「かわよさそう」って何??
なんか気持ち悪い感じがしますね。

「かわよさそう」がいけないのかと思い変形してみても、「かわいいそう」でもおかしいですし、「かわいそう」だと「可哀想」になってしまいます。

……

………

…………

WHY JAPANESE PEOPLE!!!!!!!!!!!!!!!
なぜ「かわいい」に「~そう」は付かないの!?

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心の厚切りジェイソンが出てきました。

何年か前から個人的に気になっていましたが、今回は立ち向かってみようと決意しました。

しかし、言語学とかのその道のプロではないので学術的な考察は出来ません。
だがしかし、かわいいとは人の感情を表す言葉です。
「かわいい+〜そう」って使わないのは言語的要素だけでなく、感情的要素もあるのではないかと考えているうちに思いました。

感情なら私も人間なので持ってます。
それなら、「かわいい+〜そう」を使わない理由もわかるのではないかと考えました。
なので本記事では、この感情的要素から「かわいい+〜そう」と使わない理由を考えていこうと思います。


謎を解く鍵はガッキーが握っていた

感情的要素から考えていくので、「かわいい」という言葉の定義を確認するのではなく、人々がどのように「かわいい」という言葉を使うのか、「かわいい」に対してどのようなイメージを持っているのかを考えていきます。

そこで、近年SNS上で話題になった「かわいい」について述べられている投稿とはなんだろうと考えた時に、1つのものが私の頭に浮かびました。

それは、2016年に放送されたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の第10話での、ガッキーこと新垣結衣演じるヒロイン・森山みくりのセリフの「かわいい」論です。

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カワイイは最強なんです
カッコイイの場合、カッコ悪いところを見ると幻滅するかもしれない
でもカワイイの場合は何をしてもカワイイ
カワイイの前では服従、全面降伏なんです

この「かわいい」論では、かわいいというゾーンに入ったら一挙手一投足全てがかわいいという風に感じるということです。

つまり、かわいいとは底なし沼、入ったら出ることが出来ないのです。
よって、かわいいには0か10しかないなく、「かわいくない」か「かわいい」だけ、そこにグラデーションはないと考えられます。

したがって、「かわいい+~そう」という、「かわいくない」にも「かわいい」にも属さない言葉は使われないといえ、人々は「かわいい+~そう」という表現を使わないという結論に至りました。


おわりに

逃げ恥からのセリフから、「かわいい+~そう」が使われない理由を考えてみました。
まあ違うとは思いますが、それっぽいことは書けたのかなと思います。

個人的な話ですが、20歳を過ぎてから色々なものをかわいいと思えるようになってきました。
多分10年後には女子高校みたいに、目に映るもの全てにかわいいって言う人になっているかもしれません。
ただ、逃げ恥理論だとかわいいは最強なので、目に映るもの全てが最強になるならそれでも別にいい気がしました。

最後に、最近かわいいと感じた「聴診器で検査されている赤ちゃんが医者の腕に頭を乗っける」動画をシェアしておきます。

それでは!


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