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家電量販店と街の電気屋、それぞれの経営の特徴について

こんにちは
株式会社ニュークラウドの矢崎です。

皆さんはテレビや冷蔵庫などの大型家電製品はどちらで購入されますか?今ではヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店で購入される方がほとんどかと思います。「街の電気屋」で購入される方というのは、ここ近年、そのようなお話はあまり聞かないので、あまりいらっしゃらないのかなと。

最近私の父が新しくテレビを家電量販店で購入しました。その際どのテレビを買ったのか、どのような経緯で購入したのか等を、色々と話を聞いた際にふと思ったことがありました。それは「街の電気屋」がなぜ今も潰れずに残っているのか。買い手があまりおらず、ましては価格も量販店の方が比較的安価、なのになぜなのかがすごく気になり、今回は双方の経営手法の特徴をまとめてみました。

家電量販店


まず家電量販店では、街の電気屋よりも比較的安価でメーカーから仕入れる事ができる上に、一つの商品に対してここまで価格を下げることができる決定権を従業員が持っているため、値引き交渉というのが存在します。大体5万円以上の商品が対象となり、1.2万円以下の細かい商品に関してはあまり値引きはできません。

これを繰り返していくと、利益率があまり見出せなくなりそうですが、商品が売れれば、定価の5~15%が量販店に支払われます。 家電量販店はそうした商品を大量に仕入れて販売しているので、通常の店頭価格より安くても、多額のリベートで売り上げアップと利益確保が取れるので、経営が成り立っています。

またテレビを買い替えた方はいずれ、冷蔵庫や洗濯機などの家電も数年で買い換えます。消費者はお店を選ぶ理由として、価格や品揃え、サービスの質で決めますので、ここでまた買ってくれる為に値引きやポイント還元、サービスの質にこだわりリピーターを増やしています。

街の電気屋

家電量販店とは比較的価格も高く、品揃えも少ないため消費者の需要としては薄いイメージでありますが、上記で記載した、消費者がお店を選ぶ理由としてサービスと「人で選ぶ」という理由があります。

近くに住む高齢者の方は家電量販店まで足を運ぶのも大変な上に、商品が沢山ありすぎてどれを選べば良いかがわからない場合もございます。仮に商品を選んでもそれを設置したり、交換や修理においてもどうすれば良いのかがわからない事もあります。そんな時街の電気屋は慣れ親しんだ店員さんが多いので、わからない事を気軽に相談できる上、購入後のアフターサービスなどに特化しています。

まとめ

今回は家電量販店と電気屋との比較でしたが、全国展開と地域密着型でそれぞれ重きにおいてるサービスの内容が違います。同じ土俵に立ってもビジネスとして戦えないケースもありますので、どの土俵で戦っていくかにおいて参考になって頂ければ幸いです。

売上や利益目的のビジネスだけでなく、顧客をどれだけ満足させることができるのかが重要になります。満足させられた分、自然と商品もまた売れると思います。我々も業種は違えど、この幸せ目的の為のビジネスを目指していきたいと思っています。

ご購読ありがとうございました。
株式会社ニュークラウド 矢崎

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