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CLS高知 戻鰹編の、グラレコの裏側

フリーランスのグラフィックレコーダーの守隨佑果(しゅずいゆか)です。CLS高知(コミュニティリーダーズサミット高知)、参加してきました!そして描いてきました。
レポ自体はメンバーみなさんがそれぞれに発信されていて素敵なので。私にできることとして、そういえば、なかなかグラフィックレコーダー側からの動きや思考はあまり外に出ることはないのかなと思い立ちまして、裏側をこうしてつらつらと書いてみることにします。

はじまりはここ。CLS東京がきっかけ。

CLS東京も入山先生や島田由香さんなどゲストも豪華、東京という場所の課題を考えた場でした。

高校生もトークに飛び入り参加しましたよ^^(右上のたいがさんという方です、急遽その場で描き入れ)

司会のG2さんはじめみなさまのおかげで、高知も私が急遽グラレコを描くこととなったのでした。

その後、高知の方は何を大切に描くのかとぐるぐる思考。すり合わせもしておらず、詳細がまだわからなかったために、まずはグラフィックレコーダーから叩き台の案を提出しています。今回は、状況から2枚作成するアイデアを。案は、内容を1枚に整理し、画像をお送りしました。

幹事さんへ提案した、CLS高知のグラレコ案

そして、1枚目は、「(リアルのみの会だけに)参加者だけが受け取れる情報があることにも配慮」、「一方で、場にいる人もいない人も誰もが内容を思考できるような、エッセンスのみを可視化したい」、「SNS使用もしやすく1枚かつスマホで見ても読めるように」という課題があったので、シンプルにして描き込まないという落とし所に。

CLS高知ではこんなメンバーがいるよ、と伝わる」ように、プラスでLTを2枚目として可視化も。

全体としては、あとは私も参加者側のひとりとしてディスカッションなどにはふつうに参加したいので、そんな希望も入れさせていただきました。

なんと、その後、話し合っていないのに全てOKで返ってきて、ありがたかったなあ。大切にしたいことはCLS東京も描いていたのである程度組みやすかったとはいえ、高知の幹事さんたち、描き手の希望を組んでくださり、感謝
ちなみに、クライアントさんとのお打ち合わせはほぼ私の場合はこんな感じでご提案資料も手描きが多いです。あまり外に出ることはないので、この機会に出してみました笑

ちなみに、終わったので、今更ぶっちゃけますが^^; 実はこのように内容や確認事項を詰められていたので、前日まで終わらせねばならぬ別作業をひーひーしていた私。結局出発まで1時間くらいしか時間がなくて寝られず、飛行機で少し寝て回復させていました。結局、会場入りの時は題名くらいしか書けていない状況で会場入りを迎えます。ひー。

内容に集中できる環境づくりとして、リアルタイム描きでなくても対応できる部分…例えば登壇者の顔とか名前も先に描いておくべきで、描き方としてはまったく真似はおすすめできません。普段はそんな危険なことはしていません。しかし、今回は私の事情で本当に申し訳なく、自分がいけないのですが、今回ギリギリでした、ごめんなさい。

こちらは高知空港で昼食をとりながらも、あがく姿。。

空港で昼食が来る間に必死に準備をしている、このようにまだまっしろ^^;
撮影:河尻和佳子さん

ライブ描き、トーク後すぐの完成は必須なので、もちろん、ひと現場ひと現場でその時のベストを尽くします。やっていてもやっていなくても現場は来るのです。

本来、内容をそのままノートみたいに順に描いていき、いっぱいになったらどんどん枚数を増やす形が一番シンプルで描き手側の負荷はないのですが、それだと会場のみなさんが自分でノートをとるのとそれほど変わらないなと。ビジュアルにこそできる価値を出したく、そして各方面の課題をクリアすべく、構造化と優先順位をつけての可視化表現に挑んだ今回です。

グラフィックレコーダーは、いつも見やすい場所で描かせてもらうことが多いです
特等席で描くトークが本当に面白い!
撮影:平松葉月さん

1枚目は、上記の案にも記載の通り、いくつかのセッションのサマリーを1枚でぎゅっと圧縮しました。「キックオフセッション」「パネルディスカッション1」「パネルディスカッション2」を1枚にしたものです。

しかしながら、自分で提案したにしろ、複数のセッションを超えて構造化し1枚にするのは、やはりリアルタイム描きと検討に骨が折れました。
例えば、ここにはすでに消されてありませんが、初めは全体を軸とする想起する中心の絵を、船と方位磁石にしようとしていて、途中でトークに合わせて変更しています。
何事もですが、実は必要なものだけに削ぎ落としたり圧縮したりして、シンプルな表現に落とし込む方が難しいことは多いですよね。

1枚目のグラフィックレコード、1枚で内容が伝わるように

前回の東京から、守隨さんのは、ただの「グラフィックレコーダー(記録する人)」でなく「グラフィックトランスレーター(翻訳する人)」だね、と呼んで表現してくださる小島さん。CLS東京ご登壇の平松葉月さんも同じく。そんなところもあたたかくて嬉しい。

今回、事前準備から〜当日の描きの内容までとてもスムーズだったのは、もしかしたらトークの話題にも時々出ていた、集まった方の「方向性(向き)」が同じだったからではないか、なんてこともハッと思ったのでした。

続いて、ライトニングトーク(LT)へ。
5分ごとにどんどん発表が続く内容。ここは少しでも描く手が遅れると内容がわからなくなるので、純粋には内容を伝えるコピーをまっすぐに検討すること、ただついていくことを大切にするのみ。1枚目の時みたいに情報の構造化は必要ないので、実は思考はシンプルで気楽です。
これはこれで楽しい描きです。こちらは特に、メーンバーの熱いトークにわくわく描きました。

2枚目のグラフィックレコード、こんなメンバーがここにはいるよって

ツイートもほんと大変だったかと思いますが、ぎゅっと濃度高いみなさんのLT、グラレコも手を休めることなく一緒にがんばりました。勝手に、共に走った仲間感、ある。

セッショントークの方もLTの方も、振り返りの声や内容がへろへろになっていませんでしたかね、聞きにくくなかったかな、大丈夫かなーー^^;
描いたビジュアルが、場に集うみなさんのお役に立てていたら幸いです。

グラレコ後のヘロヘロで糖分が足りないところ、スポンサーの春日井製菓さんからのお菓子が。

わたしも救われた1人です。原さん、ありがとうございます。

そうそう、描き入れた星モチーフにはそっと意図がありまして、メンバーのひとりひとりのあり方ときらめき、それぞれにつながって星座になるイメージ。これからも、メンバー同士が交じり合うときがきたら、その時々でどんどん変化しつつ素敵な星座たちになるんだろなと。

今回はメンバーTシャツもあざやかな黄色でした。みなさんの輝きが、高知から全国に広がりますように。

↓は爆速のダイジェスト動画です。様子が伝わるこちらもぜひ。

星座にしたのは今回トークを聞いていてたまたまだけど、そういえば弁天座って「座」がついていて、ひとりふふふと思った私です。

はじまりはCLS
、わたしも、そんなひとりです。CLS高知、みなさま、ありがとうございましたー!

こんなにわいわい、たのしかったー!集合写真です
集合写真家: 武市真拓さん撮影
https://www.instagram.com/shintaku81/

読んでくださりありがとうございます! サポートいただける方がいらっしゃいましたら、嬉し泣きします。絵を描く材料や道具にあてさせてもらいます。