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僕らが生き残る術は『ブランディング』!〜後編〜

ゆうやんブログvol.10
MUP WEEK8.『ブランディングスキル』続

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前回の記事『ブランディングスキル』前編
読んでもらえましたか?

今回は前回記事の続きになるので
前回記事を読んでから読み進めることをオススメします。

それでは続きをやって行きますね〜!

4️⃣プロダクトブランディング!付加価値をつけて適正価格で売れ!

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ここで一旦、ワークショップを挟みます。
皆さんもこの先に進まず一度考えて見て下さい。

どうですか?値決め出来ましたか?
また、値決めの明確な理由も説明できますか?
それでは、回答と解説をしてきますので
一緒に考えて行きましょう!

まず考えなくてはいけないのは、【数値事実】から
下記の様なグラフを書いて、可視化して理解していく必要があります。

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「500円であれば全員が頼む」と「1,500円は全員頼まない」という点を
線で結び「価格設定の基本図」を書きます。

僕らは、事業する上で一番大事なのは「売上」を増やすことではなく
「利益」を多く残すことですよね。
なので、下記の様に具体的に「どこで値決め」したら
利益が最大化するのか
考えて行きます。

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ここまで整理してみると、見えてくるものがありますね!
更に分かりやすく線を結んでみると…

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こんなグラフになるよね。ここまで大丈夫かな?
もう気付いたよね?

「売上」が最大になるところが
「利益」の最大になるところではないと言う事です。

つまり、利益が最大になる価格、「1,000円」で値決めすると
適正価格になる
と言う事です。

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逆に1,000円が適正価格という事は、1,000円未満は完全に
切り捨てる必要があるという事です。
ブランディングには切り捨ても重要

1,000円以上の価格設定に関しては、
「挑戦の余白」として捉え、
常に「どうやったら高く設定出来るのか」を考え続ける事が
本当の意味で企業努力となるんではないでしょうか。
(ここがビジネスの面白さでもありますよね)

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1,000円でカフェラテを販売していこうと決めたら
次に「相場価値」を知る必要があります。

なぜなら、同じ様な商品やサービスを販売して
相場以上に値決めしてしまうと、簡単にはお客様は買ってくれないからです。
言い換えると「商品単体には、相場以上の価値はない」という事。
少しドキッとしちゃうかもしれないけど、これは事実ですよね。

では、どうしたら良いのか?
それは、「付加価値」を付ける必要があるという事です!

世間では、1杯500円で販売されている(相場価値)カフェラテを
1,000円で販売するには、「DO1、DO2、DO3」と
順を追って値上げの施策をしていく必要があります。

付加価値にも3種類あるので、ここをしっかり押さえて
「DO1、DO2、DO3」の施策を検討して見て下さい。

空間付加価値=コストかかる
商品付加価値=コストかかる
サービス(エンタメ)付加価値=コストあまりかからない

つまり、
付加価値をつける「DO1、DO2、DO3」が最も大事で
特に中小事業者である僕らが積極的に取り入れるのは、
あまりコストのかからない「サービス(エンタメ)付加価値」です!
ここを売らなければなりません。(お客様をワクワクさせる!)

プロダクトブランディングの結論は、
「相場以上の価格で商品(カフェラテ)を
売りたいのであれば、商品を売ってはいけない」という事です。
(少し難しくなってきちゃったかな?もうちょい続くけど頑張って!)

5️⃣プロダクトブランディングとマーケティングブランディングのセットでデザインしろ!

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ここでも一旦ワークショップを挟みたいと思います!

スターバックスコーヒー=1杯500円
マクドナルドコーヒー=1杯100円
Q、なぜ5倍も価格に差があるのに人々はスターバックスコーヒーを買うのか?

2、3分で良いので少し考えて読み進めてみて下さい。

なんとなく分かりましたか?それでは解説して行きましょー!

マクドナルドは各店舗がフランチャイズになるので、
自分のお店で価格を調整する事が出来ません。
なので、儲けを出すために取る施策は、「販売数を増やす」になります。
具体的には「座席数を増やす」という事ですね。

そうなってくると、一人当たりのスペースは自ずと狭くなり
一人当たり40センチ程度の座席になってしまいます。
これでは、高単価は取りにくいので1杯100円の設定になってしまいます。

一方、スターバックスではフランチャイズ展開はしておらず
全て直営店展開をしており、価格調整しやすい環境になっています。
その為、一人当たりのスペースをゆっくり出来る座席に設定し
コーヒーではなく、「ゆっくり出来る心地良い空間」を売る事で
付加価値を高め500円の価格設定で成功しているという事です。

販売数を増やさなければいけないマクドナルドは広告を積極的に打ち、
付加価値で勝負しているスターバックスは広告を一切打たないという
正反対の戦略。マーケティングのチャネルの差があるわけです。

マクドナルドの場合は、ノウハウと資金力があるので
それでも大丈夫かもしれないが、僕らみたいな中小事業者は
マクドナルドの様に薄利多売のビジネスモデルでは大手に勝てません。

僕らが相場価値ではなく、高い価格で勝負するには
『プロダクトブランディングだけではダメで、
マーケティングブランディングもセットでビジネスモデルを
デザインする』必要がある
という事です。
(あー文章でみると難しいなー。もうちょいだから頑張って!)

6️⃣セールスブランディング!購買するまでの「導線」を引け!

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ブランディングは、
「商品やサービス以外のもの(付加価値)をPRする事。」
なんですね。

何度も同じ様なことを言ってきましたが、
「商品を売りたければ、商品をPRしてはいけません」

これを上手くブランディングしているのがYAMAHAなんですね。
そこで、「YAMAHAピアノ教室戦略」について紹介したいと思います。

ピアノって凄く高価な物じゃないですか。(数百万円だって!)
そうそう簡単に売れる物じゃないのは皆さん分かりますよね。

なのでYAMAHAが取った戦略は、
ピアノ教室を開いて「潜在顧客」を「見込み客」に変え
そこで販売するという戦略
だったんです。

つまり、購買するまでの「導線」を引いてあげたんです。
言い換えると、「購買する理由を作ってあげた」という事ですね。

面白いですよね〜。
ちなみに芸能人の養成学校なども同じ様な戦略みたいですよ。

まとめると、僕らがやるべきセールスブランディングは
自社の商品やサービスではなく、その商品やサービスを購入するまでの
「導線」に付加価値をつけてPRする事が大事
という事です。


ここまでで、
今回のWEEK8「ブランディングスキル」編は終わりです。
長かったですね〜w

少し難しかったり、似た様な表現もあったりして
飲み込むのに時間かかるかもしれませんが、
頑張って咀嚼(そしゃく)してねw

次回は、「論理思考スキル」について話して行きたいと思います。

この「論理思考スキル」もすっごく大事で、
どんなに凄いスキルを持っていたとしても
「論理思考スキル」がないとビジネスは上手くいきません!

なので今回最後まで読んでくれた方は
次回も見逃さないで読んでくださいね!

コメントやスキもお待ちしてます!
最後まで読み進めてくれて、ありがとうございました。

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