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【読書記録】#9 孤独の宰相 柳沢高志著 ~政治家は自らの考えのみ縛られるべき~

はじめに

菅義偉元首相は1年足らずで多くの政策を実現させた実力のある政治家だと感じていた。もちろん菅さんを良く思わない人もいるだろう。そこで、菅さんはなにが優れていていたのかはもちろん、1年しか首相を続けられなかった弱点はどこだったのか。菅さんについて知るために読んだ一冊。

3つの気づき

1.菅さんも朝散歩をやっている!?

詳しくは上記の記事で述べているのだが、私は朝散歩を日課としている。それは最低限の運動やセロトニンを活性化させ精神安定などの効果があるからである。本書では菅さんも朝の散歩が日課であることが明かされている。なにを目的にされているかはわからないが、菅さんでもやるくらいなので、朝の散歩はそれなりに意義があるものなんだなと感じた。

2.酒を一切飲まず、聞き役に徹する会合

菅さんは朝昼夜の会合の相手を誰にするかを自分で決めて、自らアポを調整するそうだ。ここでは肩書き、年齢は問わない。その会合では酒を一切飲まず、聞き役に徹するそうだ。これこそが菅さんの情報源であり、改革の源なのだろう。
私も酒はほとんど飲まない。楽しむための飲酒を否定するわけではないが、私はどちらにせよ酒に弱いので菅さんのように一切飲まず、聞き役に徹するようにしてみようと思う。

3.原稿も自分の言葉にしっかり直す。

菅さんの原稿は首相秘書官を中心にベース案を書き、菅さんが吟味しながら自分の言葉に置き換えていくそうだ。とにかく最小限で簡潔にしようとするそうで、これは話をするにしても、文章を書くにしても大事なことだ。
この簡潔な発信が、発信力の欠如に繋がったとも書かれているが、この行い自体は良いことであると思う。発信力は他の方法で高めていく必要があると思うが、長い話をしても誰も聞かない。私も簡潔な文章を心がけたい。

3つのToDo

1.自分の主義主張は貫き、自分で判断する。

菅さんは国会議員になって「経歴は立派でも、自分の主義主張を最後まで貫く人はいない」と気づいたそうだ。私も含めて自分の回りでは周りに流される人はなんと多いことだろうか。自分で判断する。これを実践していきたい。

2.「自分が本当にやりたいことは何か」考え続ける。

菅さんは政治という職に関わるまで紆余曲折を経ている。詳しい経歴については割愛するが、これは自分がなにをやりたいのか考え続けた結果であろう。私もやりたいことが定まりつつあるが、「本当にやりたいことは何か?」考え続けたいと思う。

3.実行力、スピード感を重視する

これは菅さんがなにより優れていた点だ。菅さんは他にも優れた点が複数あるからこそたたき上げで首相まで登り詰めることができたわけだが、スピード感のある行動は私にもできることだ。この点から取り入れていきたいと思う。

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