明るい日・暗い影

双極性障害の人には「明るい日」と「暗い日」の回転が激しく、差が広い。たまには目が回るぐらい。

昨日から明るい気分で、これから人生を正しい方向に切り替えそうと考え始めた。ちゃんと仕事して、健康の生活を取り戻す。収入があれば、社会福祉から控えて、自分から家賃を払い、水道光熱費を払い、そして余裕あれば外食したり楽しむ。

普通の人生。。

そんなところで「もう、死にたい」のセリフが口から溢れる。

明るい日の筈なのに希死願望がひっそり頭蓋の隅から意思に侵入する。

言葉に出てくるぐらいなら、本気に生きたいと考えていない・まだ病気でいる証拠なのだろうか。

10年前の事を思い出す-



夜だった。都心で夜空に一つの星もみえない。私は歩道橋の中途で止まっていて、顔は下の道路に傾いていた。落ちたら8メートルだと思った。飛び降りたら死にはしないと予想して、この方式を諦めた。

10年以上も自殺念慮を背負って、去年30歳を迎えても、心身は落ち着かなく、苦しんでいるままだ。せ疾患と戦っているというよりも忍耐している。

薬を飲むさえ、習慣を立ち直さえ、死にたい思考は消えていかない。救えがない絶望の心でこれから何十年の命を越えるというのか。

脳裏の病と付き合うことは誰にでも辛いなことだが、生きることに意味も価値もないとしか考えられない私にしては、耐えれないと思う。


今日とか明日は未遂することはないと思うが、本当に生き辛さを抱えていることを何かの形で伝えたかった。



今晩はこれから夕食をとって習慣の夜散歩に行きます。橋は避けるように。