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南の島のクリスマス【島暮らしと不登校の日々】

少し前の週末、大好きなリゾートホテルが二食付き破格で出ていたので家族で出かけてきた。12月だというのに、ここ八重山地方の基本は30℃ほどあって、外のプールでも泳げるほどだった。たまたま休みだった夫も夜ご飯までは一緒にいられて、「とっとと泳ぐなんて、ひょっとしたら半年ぶりくらい??」なんて言いながら、家族みんなで大いにはしゃいだ。


ビュッフェがクリスマス仕様。デザート最高!
半袖×クリスマス
12月に外のプールで泳げた


週が明けた月曜日。

小6長男は2時間目から登校した。最近は行く時間も帰る時間も自分で決めて、決めた通りに帰宅してくる。自己決定できていて、安定していると思う。けど中学どうするんかいな?というのはある。

小4次男はめまいで、家でごろんとしていた。

小1の末っ子は「4時間目から行く」と言っていたけど、彼女は気が変わることが多い。兄たちに釣られてなのか、「頭がいたい」「お腹がいたい」と言う日も増えている。

学校が終わる時間になると、だんだん元気になり、夕方には友だちと遊びに外に飛び出していく。

今は冷静だけど、目の前で学校行かずだらだらしているのを見ると、ざわざわした気持ちがこみあげてくることも多い。誰かに相談して話を聞いてもらいたいけど、こういうのってただ誰かに話聞いてもらったらスッキリする!というものでもなかったりする。

「本人の意思を尊重してあげていいですね」
「みんな元気で良い子だから大丈夫!」

と言われると、まあたしかに自分でもそう思うんだけどね。

自分自身が「この人の太鼓判だったら大丈夫だ」と思えるような、信頼できるプロの相談相手がほしいなあと思う。(教育者なのか、カウンセラーなのか)でも、新しい人と最初から関係性を作るのも大変だ。

先日、「小3まで習い事してもすぐ逃げ出す、何も長続きしなかったのが、たまたま親に入れられた個別指導塾が相性よくて勉強がどんどん楽しくなって開成中へ。東大に行き、卒業して起業してる」みたいな体験インタビューをYouTubeで見かけた。

ビリギャルのエピソードのように、人や場所との出会いが子どもの運命を変えることってあると思っている。

ただ、高学歴や起業、みたいな華々しさを求めているわけでは決してなくて、将来、自分らしく日々過ごせればいいなと思っている。

子どもたちを見ると、精神的には安定していて、学校に行ったり行かなかったり以外は、なんというか健やかで、「学校に行けなくて精神的に落ち込んでる」みたいな様子も見られない。カラオケに行くと、森山直太朗さんの「うんこ」を5曲連続で入れて、信じられないくらい笑い転げている。

ホテルに泊まってチェックしたあとに、石垣島でサイエンスイベントにも参加した。

液体窒素を使った実験を目の前で見せてくれて、みんな「おお、すごい〜!」となっていた中、長男がつぶやいた。

「これがリニアモーターカーの原理だよ」

「え?これが?!」

私は全然わかってなかった。たしかに、「超伝導」って書いてある。


図鑑だけでみていることが、目の前のリニアモーターカーのリの字も出てこない実験を見て結びつけられることに驚いた。やっぱり、長男の思考回路には目を見張ることがある。賢いんだけど、一方で、さっきの「う◯こ」みたいな、ものすごく幼い面もある。

開成に行った人みたいに、本人を乗せてくれる人と出会ったらどこまででも張り切って学んでいきそうだと思う。今一番焦っているのは、家族だけではない、地域や外部に子どもたちが心から信頼して学べる大人と出会わせてあげたい、との気持ちからかもしれない。

どんなふうに中学時代を過ごすのがいいんだろうなあ。

今は、ちょっと頑張れば手が届きそうな中学校の中で、見学して親子ともに印象がよかった中学の受験を考えている。でも、そんなに勉強もしていないので「こんなんで絶対受からないよ!」って言いたいけど、それ言ってやるわけもないし、難しい。

あと、兄二人に引っ張られて、1年生にしてあまり学校に行かない日が多い末っ子もどうしたものだろうか……。

こんなに子どもらしい子たち、「行かない」を選ぶのは、何も間違っていないと思う。だから、行かない間にどこでどう過ごすか、もっと選択肢があるといいなあ。

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