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日記を書く際の精神状態について

知り合いの小説家と高円寺の居酒屋で呑んでた時に、「noteで日記を書いてみればいいじゃん」と勧められた。

正直、なんでそんな話になったのかは未だに理解できていない。
直属の上司(48)が最近やたらと新入社員たちをスポッチャに連れて行きたがってるとか、Zoomで打ち合わせをしてる取引先のおっさん(52)がウユニ塩湖を背景画像にしてて正直反応に困るとか、そういうどうでもいい愚痴を話していただけのはずだったのに。

その小説家によると「日常生活でモヤモヤしたりキレそうになったことを逐一文章にアウトプットしていけば、理論上はメンタルへのダメージを一切受け付けない無敵の存在になれる」とのことだった。なんだそれ。
正直僕はそこまで日常生活でモヤモヤしたりキレそうになることがあるわけじゃないし、メンタルへのダメージを一切受け付けない無敵の存在を子供の頃から目指していたわけでもない。
だから、日記を書く必要なんてまったくないのだ。

そもそもそいつがたまに言う、どうでもいい謎理論に心から納得できたことなんて一度もない。
「部屋をこまめに掃除すると、散らかりまくった部屋を劇的に生まれ変わらせたときの達成感を味わえなくなるので精神衛生上よくない」理論とか、
「スマホは手の形状にフィットする設計になっているはずなので、別売りのスマホケースをつけると本来のパフォーマンスを発揮できない」理論とか、
「最後の一個になったから揚げを満場一致で自分が食べていいことになったときと、ヨドバシカメラのポイントが貯まりまくっててゲームが半額以下で買えたときの心理状態はほぼ同じ」理論とかだ。
シンプルにうるせえ。

なんか、その小説家への愚痴を書き出しているうちに、日記として投稿できるくらいの文量になってきたみたいだ。
まあちょっとスッキリはしたので、また気が向いたら投稿していくことにします。


【虚構日記 vol.1】

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