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本のこと|横尾忠則 対談集「芸術ウソつかない」①

ミュージアムショップで本と出会う

あっという間に2か月以上経ってしまいました
(これ、6月28日のnoteでも書いている)

こうしている間にも、いろんな方に写真をコンスタントに使っていただき、
自分の知らないところで、勝手に働いている(お金になるわけではない)
noteって投資みたいだな、と思いました


さて、なんだか仕事がバタバタで、
仕事のことで頭がいっぱいになって
仕事の夢までみるようになってきたので
まったく違う世界に触れなければ…!!!と思って

横浜トリエンナーレに行ってきました


正直あんまりよく分からない…と思うものもあるのだけど
その「分からない」、という感情も大事なのかな、と思っています

生きていると分からないことだらけだし

前置きが長くなりましたが、
帰りがけにミュージアムショップによって見つけたのがこの本


いつかのニュースで、取り上げられていた「兵庫県立横尾救急病院展」で
恥ずかしながら横尾さんのことを初めて知り
この情勢でなければ行きたかった…!と思ったあとだったので
つい手に取りました


対談相手がツボ…

井上陽水から始まり
吉本ばなな、細野晴臣、瀬戸内寂聴、河合隼雄…(敬称略)

なんか、私の気になる人多数…!

中沢新一さん、横尾さんの娘である横尾美美さん他、
初めて知った興味深い人々との出会いも

体はウソつかない、芸術もウソつかない

前述の、横尾さんの「兵庫県立横尾救急病院展」でも感じたけれど
横尾さんは体にとても着目している

私はこの数年、いろんなことを悩んで、
その度に心のことばかり考えてきた

そしたら、健康優良児でどう見ても元気でしかない私が
なんだか厄介な感じで体を壊してしまった
(まぁ、なんだかんだ元気なのだけど)

吉本ばなな―― 感覚を研ぎ澄ますのは心じゃなくて体のような気がして
横尾―― 僕も、どうも心のいうことに従っていると、ろくなことないということに気が付いたんですよ。いろんなことで迷い続けていて、自分が自分を振り回している、その根源を考えたら、どうも心とか精神とかなんですよ。(中略)
今の社会は心を優先してるんですよ。心はなんぼでも嘘つくし、迷ってるし、優柔不断だし。その点、体は正直だから。(中略)
体に従うことは、魂に従うことだから

思えば、頭で考えすぎて、いろいろうまくいかなかったな、
もっと本能とか直感とか、そういうの大切にしようと
思い直したこの数年だったから、
この対談が本当にストンと腹に落ちました

私の体のことが、悩んだことと直接関係あるなんて医学的根拠は
まったくないけど、
なんというか、体を優先しろ、自分大事にしろ、と
気付かされた気がしています

細野晴臣さんとの対談でも、

体質が似てるんですよ。性格は全然似てないと思うんですけど。
体質って肉体の質でしょう。性格は心だと思うわけ。心がやっかいなんですよ。
本能を大事にしようと思って。

なんて会話が繰り広げられる…

本能というのは、自分を認めて、
自分をあいしてるレベルから発する欲望

上記の会話の続きで、横尾さんが言った言葉

本能というのは、自分を認めて、
自分を愛してるレベルから発する欲望

自分を認める、自分を愛する、というのも、
ここ数年の私のテーマだったから

なんかもう、
私のために、
私が好きな人たちと、
私に必要な話、
してくれたの?

という気持ちにさせられました。


書き始めたら長くなっちゃったので、続きは次のnoteで

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