わたしだけの秘密
秘密。内緒。かくしごと。
隠すのは良くないことだ、と世の中的には言われている。
“夫婦間ではかくしごとをしないで”
“家族には何でも話してね”
隠す、という行為には
知られたくない面があるとか、後ろめたさとか、マイナスな印象があると思う。
それでもわたしは「かくしごと」をしてしまう。
このnoteもしかり。
最初は“知り合いに見られると恥ずかしいし素直に書けなくなるから”という気持ちで
誰にも告げずにこのnoteを書いていた。
それは今でもそうで、まだ誰にも話していない。友人にも、家族にも。
noteのやりとりが楽しいので
「実はね。」と話したくなってしまうこともあるけれど、ぐっと堪えている。
ここは誰にも知られていない場所。
わたしから見えるこの世界は、わたしだけが知っている。
わたしだけの秘密だ。
書いていることは日常的なものが多く内緒にするようなことではないし、過去の思い出も内緒というわけではなく、全く同じ内容を家族や友人に話すことも多い。
わたしは“noteに記事を書いている”ということを内緒にしているだけなのだ。
日常に大きなストレスを抱えているとかではないのだけれど。
このnoteという場所を知られてしまうのは
ひどく惜しい。
そりゃあ、お互いに話していないだけでnoteのどこかにわたしの知り合いがいたりもするのだろう。
でもそれは誰なのか、知らない。
知らなくていいと思っている。
元々の知り合いとnote上で会うよりも
note上で出会った方々と言葉を交わしたい。
ここは、わたしだけの“秘密の部屋”なのだと思う。
わたしはたまにバイオリズムのような感じで
どこかに行きたい衝動に駆られるタイミングがある。
いきなり海外に飛ぶとかそこまでではないけれど。
ふらっと一人で、いつもと違うところに行きたくなるのだ。
そんな気分のときに
「〇〇へ行ってきます」と事前に伝えることがわずらわしい。このままの気分でするっと行きたい。
許されるのなら内緒にしたいし、せめて事後報告にさせてほしい。
しかし、事後報告はあまり快く思われない。
昔、夫にも元恋人にも注意されたことがある。
実はここに行っていました、と言うと
え、聞いてない、という反応。
元恋人に至っては、内緒にしていたのがバレて
怒られたことがある。
(わたしが悪いのかな。。うむ)
まあ、心配するよな。逆の立場なら。
近くならともかく
少し離れるなら何かあったときに心配だし。
なので怒る理由も分からなくはないのだけれど。
でも言いたくない気分の時はやってくる。
バイオリズムなので毎日ではないけれど、半年に一回くらい?3ヶ月に一回くらい?定期的にやってくる。
そんなときは
内緒。
内緒で出かけてしまう。
共感は得られないだろうけれど、わたしは「かくしごと」をしてしまう。
おそらく、自身の行動を全て把握されることが苦手なのだ。
窮屈に感じてしまい、するりと逃げたくなる。
浮気はしたことない。そういうことではない。
内緒で出かけるときはいつも一人だ。
やましい何かがあるわけではなくても「かくしごと」をしたくなるのだ。
良くないなと思いつつ、
「かくしごと」をしている状態のおかげで開放感を得られている。ストレスが軽減しているのもたしかだ。バランスを保っているのだと思う。
同じような人はいるのだろうか。
ああ、こんなことを書いたらますますnoteは非公表にせざるを得なくなるやん。
内緒で出掛けてもnoteに書きたくなってしまうし。
みなさん、秘密にしててくださいね。
(共犯ですね。笑)