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もう再発させない!慢性足関節不安定症の運動療法を徹底解説。

こんにちわ。

理学療法士の澤田です。

今月は「足関節」の運動療法について執筆したいと思います。

今回、僕の選んだテーマは「慢性足関節不安定症の運動療法」。

慢性足関節不安定症、皆さんは聞いたことがあるでしょうか?

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近年、注目されてきている議題で、スポーツ疾患を担当する機会が多い方は、もしかしたら馴染みがあるかもしれません。

「捻挫が癖になっている」

「捻挫後に復帰してから、足関節がグラグラしたり踏ん張れない時がある」

これらの原因として、もしかしたら慢性足関節不安定症の病態が潜んでいるかもしれません。

捻挫後のスポーツ選手を悩ます「慢性足関節不安定症」、今回はこの病態について、文献的知見を多く取り入れて解説したいと思います。

●慢性足関節不安定症とは?

慢性足関節不安定症、英語でChoronic Ankle Instability(以下CAI)とも呼ばれます。

慢性足関節不安定症の概念

CAIの定義としては、

足関節捻挫を繰り返すことで、慢性的に足関節に不安定感を抱いてしまう病態で、一般的には"捻挫ぐせ"と言われたりもします。

【引用文献】
1)小林匠.慢性足関節不安定症(CAI)研究の現状と課題:Sportsmedicine,2016;No.183:2−4

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