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劇場映画【刀剣乱舞】その徹底という名のブランド・ビジネス。

先日、パートナーに連れられて実写映画化された『刀剣乱舞』を鑑賞。

二度目の(笑)

僕はゲームをやっていないし、刀剣にもそれほど詳しくない。
もっと言えばイケメンにも興味が無い中年男性である。

いまの世間のシェアの殆どがイケメンによる支配であることを嘆いていた部類に僕は居たはずである。
僕らが愛したかの『ガンダム』も登場人物の殆どが美少年になり、ランバラルに漢を見出していた世代としては遠くに有りて・・・といった状況だった。

そこへきての【刀剣ブーム】である。

刀剣をイケメンに擬人化して眼福するポルノだと思っていました。

正確には今も思っています。
しかし、その潔さと徹底ぶりに完全に降伏せざるをえない。それが正直な感想です。

以前、自分が上司に向かって言った暴言を、
あの時の熱い思いを思い出させる素晴らしいコンテンツであることに気づいてしまいました。

僕は自身の欲望のままに書いた企画を、上司から「こんなものはポルノだ。お前のマスターベーションにすぎん」と一喝されたことに対して、「徹底したポルノは需要がある!」と言い返したことがあります。

その言葉はまさに、この『刀剣乱舞』という作品の凄さを物語っていると言ってもいいかもしれません。

このマガジンのコラムでは映画批評ではなくビジネスコンテンツのコラムだろ?どうした一体?とお思いのあなた

これは凄まじいビジネスの、
いえ、普遍的なマーケティングの在り方を証明したコンテンツの話なのです。

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