とある映画を観てつらつら思ったこと
先日 星読みyujiさんがオススメされてた
映画「Kappei」を観まして!
つらつらといろんな思考が巡ったので
メモとシェアをばと
やーーー これ 言いたいこといろいろあるのですが
まずは『北斗の拳』を観てた世代、
そして大人になってから読み返して
「ツッコミどころ満載やん!」的に
楽しんでる世代的にめちゃ
妙なツボに入ってヤバかったっすね!!w
(ちょうどこないだ読み返してたとこ!)
リアルでケンさんみたいな肉体になってる伊藤英明氏と
「なんでそこ破れとんねん!」
みたいな服の組み合わせからしてもう!!
あかんやろ!!!
なビジュアルで(笑)
壊滅的センスな服+爆筋肉の組み合わせが
見た目だけですべての笑いを攫ってくというか!
原作漫画は読んでないのですが
こう 少年の夢と切なさと希望を
笑いでコーティングしながら煮詰めてボールにして
ピッチングマシンで間断なく打ち続けてくる、みたいな作品だなあ!と
(シェアあざますですー、ひさびさに頭カラッポで観れる作品でしたw)
でで
幾つか思った中で まずは
「私、変な人が変な事してるのを見てると、いたたまれなくなる」
というのを ひさびさに思いだしましてですね…
最近 変な人の出てくるもの見てなかったので
すっかり忘れてたのですが
なんとゆーか
主人公が「終末の世界を救うため」だけに
幼少期から孤島で育てられたゆえ
世間の常識なんも分からずに
変な格好で、変なことを言って、変な行動をとって、
ドン引きされてる
(後々、それすらカッケェ!みたいな状況にもなるんですが)
のを見てて
「ひーーー イタイイタイ 耐えられない!」
となりまして(笑)
こう
「他人事に見えん」
みたいな感じで見てられないというか(苦笑)
そんで そんな主人公が
そーゆー変なところも受け入れてもらえてるの見て
「いいなぁ」
と思ったりしてるのにも気付いて
「ああ、そうかーーー 心の底では私
このレベルのドン引き具合な人物のように
自分のことを思ってしまってるのかもな?!」
と気付きましてですね(笑)
ゆえに必死に
「ちゃんとしなきゃ」
と人間に擬態しようとしてたとゆーか
いやでも、さすがにここまで変じゃないんだから
そんなに必死に「ちゃんと」しよーとしなくっても
ええんやないかなと気付いて(笑)
(比べる対象がなんともアレですが)
幼い頃の経験って
思ったより幾度もリフレインしてるうちに
実際より大きく歪んでしまってたりするのかもな、と
あとね
これ観てて思い出したのが
小学3年生くらいで気付いた
「男子のなりたい理想のカッコイイ男像」
と
「女子の胸キュンする理想のカッコイイ男像」
って
ズレがあるよね?!
ってことで
私も分かるんですけど
男子はとにかく第1基準が
「強いこと」なんですよね
だから少年漫画の男子たちは
みんな筋肉ムキムキでバトルしては
「どっちが強い」だの
「俺が1番強い」だのを
ずーーーーーーーっとやりあってて
基準が
「1番強けりゃモテる」
的な思考というか
でもね?
少女漫画を見ると
そんなことは
ひとっっっつも求めてないんすよね(苦笑)
や、ピンチの時にサッと助けてくれる
(愛ゆえの)メンタル的な強さは必要みたいなんすよ
でも
喧嘩が1番強くある必要はないし
その場しのぎで逃げる手段でも全然いいし
誰かの手を借りるでもいいし
とにかく「自分が守ってもらえ」て「助けてもらえ」さえしたら
その人が1番強くなくてもいいし
勝たなくったって全然いいんですよね
(例えボコボコにされようが「私を守る」さえ遂行してくれたらOKというか、その後でボコり返しに行って勝ってこなくてもOKな世界。)
(なので、たとえ傷だらけで立ち上がれなくなっても「“私のために”こんな傷を負ってくれて…」というところにキュンポイントアップがあるので 間違っても伏した床で「絶対アイツを倒してやる!」とリベンジを叫ぶのではなく「君を守れたならそれでいい…」と愛をささやく方をオススメします。)
これ
男子目線からしたら目から鱗というか!
気付いた時にマジかーーー!!と驚いたんですよ
あと
大事にしてる基準のランキングが
そもそも全然違うというか
《少年漫画内における男子の理想とするカッコイイ男の要素ランキング》私調べ(主観)
1位 俺、1番強い(最後には絶対勝つ)
2位 俺めっちゃ正義(正しくて悪を許さぬ)
3位 弱い者(好きな女性限定ではない)を守れる俺(強さゆえの優しさ)
みたいな感じだとしたら
《少女漫画内における女子が胸キュンするカッコイイ男の要素ランキング》私調べ(主観)
1位 どんな時も私の事を常に見守り考えてくれてて私を世界で1番大事にしてくれる(仕事だろーが世間体だろーが地位だろーが他の自分の何を差し置いても(命すら))(←俺No.1ストーリーを生きようとしてる少年的に無理くない?(子供の頃からの個人的ツッコミ))
2位 私“だけ”を愛してくれる(他のどんな魅力的な女性にも1ミリたりとも興味を示さない(ただし複数人のステキ女性からめっちゃモテているにも関わらず))(←これも生物学的に無理くない?(ツッコミ再び))
3位 他の女の子とはちょっと違ってて変わってる私のヘンテコなところを素敵に思ってそこを大切にしてくれる(いわゆる「おもしれー女」とゆーやつ)
ねっ!
被ってなくない?
なんなら
男子の方のランキング5位には
3位までの理由でめっちゃモテる俺、ゆえにちょっと目移りしそうになるのを1番好きな女の子はプンプンしつつも最終的には許してくれるし結果的に出逢った中で1番魅力的な女の子に選ばれて愛される俺
くらいがランクインするんじゃないかなあと
思ってるくらいなので
完ッ全に女子的にアウトな地雷を踏んでたりするんじゃないかと(笑)
やー だから
「こんな“理想のズレ”を抱えたまま
この人たち恋愛して、結婚して、
ってことするんでしょ?
大丈夫??」
って、
子供ながら心配になってましたねー 笑
「どうやってこのズレを調整してんの?」
「だから喧嘩すんの??」
とも
まー こんな感じで
「うっわ 恋愛めんどくさそー」
「得たとしてもどうせ何かしらの形で失うものなら(別れる、離婚、死別等)、そこに労力かけなくてもよくない? そのエネルギーと時間で絵を描いたり本読んだりしてた方が幸せでいいわー」
と
齢7歳にして さっさと
「私、3次元で恋愛する」というのを切り捨てていたのが
なんともアセンダント山羊みを感じるエピソードなのですが(苦笑)
(DIO様くらい「無駄無駄無駄ァァァ!!!」と心で叫んでた)
まあ
でも
ここまで分かりあえないからこそ
(ここまでじゃないにしても、いやもっとあったとしても!(笑))
そこを埋めようとしたり
補い合おうとしたり
そのぶつかり合いの経験って
例え相手との関係が終わったとしても
無駄じゃあないんですよね
というのは
経験しないと分からないこと、
気付けないことで
幼い頃の私は
「失うこと」は怖いことで 無駄なことで
傷を負ってまでも得たいという覚悟と情熱が
無かったのだなあと
(つまりビビリだったなあと)
(そこまで好きになる人もいなかったというのも(地元だと遺伝子的に近すぎて全アウトっぽいんですよねー))
いうのも少し
思い出しました
で
この状態から
なんで恋愛してみる気になったかというと
古今東西の物語を読んでいると
ほぼ必ずといってもいいほど恋愛のお話は出てくるわけで
でも、いまいち人物たちの気持ちが
分かりかねるというか
「これ、経験しないと分からんやつやー」
と高校の頃に思い至って
それを知りたくて
飛び込んでみた感じだったりします
自分を動かすのは
合理的で打算的で消極的な理由からではなく
知りたいとか、何かの欲望の火に動かされる方が
いいなあと
この経験から学んだなあと
あ!
映画の話に戻りますと
ヒロイン役の上白石萌歌ちゃん
めちゃんこ可愛かったですね!!!
まだモテを経験したことのない(?!)少年達の理想を
見事3次元に具現化してくださってて!!
これは「惚れてまうやろ!」
と思いながら観てました
(まあ、少女漫画の方でこういう全方位に優しい女の子が主人公以外で登場したときは また違った文脈がプラスされることが多いように見受けられるんですけどね… ほんと男子の理想の女の子は、女子ウケ悪いのでは説(涙))
あと
普段はヒーローものアクションばかり観てるのですが
こういう映画だと
いつもとはまた違った筋肉の付き方、
体の動かし方が観れるのも面白かったなあ、と!
どんなスポーツをしてたか
どんな武術してたかで
同じ「パンチを繰り出す」でも
体の動かし方って微妙に違ってくるじゃないですか
終末の戦士・守役の大貫勇輔氏なんて
登場時からもう
「めっちゃダンスしてそーな しなやか筋肉ぅぅう!!!」
と滾ってたら ほんとにダンサーの人やったりして
そーゆーのってありません?
同じ剣や槍を振る動作でも
ただの棒っきれに見えるかどうかって
その人がどんな風に体を動かして
イメージして筋肉を使ってるかだなあと
肉体的、身体的に演じられる人って
本当に凄いなーーーと
肉体的表現力ゼロの私的には
めちゃんこ憧れの眼差し案件というか
(ほんとに殴られてるみたいに殴ったりとか、蹴ったりとかもだけど、表情が見えなくても動きだけで感情を表現できたりとかね!)
だから仮面劇って好きなのかもなあ、
その延長上に特撮ヒーローものも
あるのかもなあ、とも
(舞台能が好きなのも きっと同じ理由)
とか
なんかアッホアホな内容の映画だったのですが
思った以上にいろんなことが
つらつら頭を過ぎったので
そんなメモとシェアをば!
(自分がいろんな事を思った作品って、他の人がどう思ったか 気になりますね!!)
追伸
ちなみに!
《少年漫画内における男子が理想とするカッコイイ男の要素ランキング》私調べ(主観)
ランキング4位は
めっちゃ強い敵orライバルとバトッたらギリギリの状態で俺が爆!強くなった結果、そいつに勝った上でその強敵(と書いて友と読む)と仲間になっちまう魅力的な俺
がランクインしてると思われます!笑
(ってゆーところからも、少年って
女子より男子にモテたいと思ってない?
と思うんだけど(笑)
女子には ついでにモテたらいいなあ、くらいというか
「強かったら 後からついてくるやろ!」くらいというか
(そんなくらいのベクトル方向&強度だから 実際のモテに繋がらないのでは?!と思わずにはいられない…あああ…
や、ほんと少女たちの
「私だけの王子様と出逢いたい!」
みたいな希求性を感じないんよね…
しかも少女たちが求めてるのは
財力と心に余裕のある王子様か
私の夢を叶えるために共に駆け守ってくれる騎士様なんよね…
あちこちで強い敵を倒してさすらう野良の戦士じゃないんよね… ほんと需要と供給の不一致感)
そして迷える少年たちよ…そもそも少女との話題が見つからんのだよね…分かる…
お砂糖菓子みたいなふわふわに可愛い少女たちはね、かっけぇロボットとか1ミリも興味ないんすよ…
そんな時は 相手の話をとにかく興味津々で聞くだけでいいんだよ…そしたら相手のことも知れるし良いことづくめなんだよ?
でも「俺の話を聞いてほしい」んだよね、分かるよ、でもそれじゃあモテには繋がらないんだ…!(俺も苦労した!!)
少女が「可愛いー♡」って言ってるものに1ミリも興味が沸かないんだよね、それも分かるよ…しかし「可愛い」と言ってる彼女を見よ…可愛いか? 可愛いだろ?? そしたらそれをそのまま言葉にしたらいいんだよ「それが可愛いかは分からないけど、可愛いって言ってる君が可愛いよ」って言う方が1ミリも興味ない顔で「ふーん」って言うよりたぶんキレられないから!!笑
とにかく少女漫画を読むといいぞよ…どういう思考形態なのかとか、何がNGなのかとか、どういう時に嬉しいかとか、結構答えが書いてあるぞよ…割と、いち参考書として!)
まあ
近年は男女の思考や嗜好の差がほんと
無くなってきてるなーと思うので
昔より性差ギャップ少ないだろうな今は違うのかもなと思いつつ、
少年&少女だった頃のことを思い出しつつ
つらつらと追伸的なところも長くなりましたーーー
終!
2023/11/30
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