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その日は何気なく決まった とうとう退院の日が来た あっさりしたお別れと共に 大きな病棟から…
リョウコの入院中の病院は 精神科 その中の人々が大広間にいる時 多くの人がいるはずなのに …
病院内ではみんな何を食べてもよい 精神科入院中の皆さんは 薬のせいかどうかわからないが と…
大部屋に今度は移動した 4人部屋だ 色々なタイプの人がいて ほとんど仕切られたカーテンの中…
部屋が明るくなった りょうこは 新しい世界に入っていった 徐々に 昼ご飯時に 一緒にいる人た…
その日は突然きた 閉鎖病棟からでましょう といわれた 突然であっけなかった 普通の個室 な…
頭の中の 境界線の敗れた穴は ちょっとづつ ふさがれているのだろうか リョウコの様子からは あまりわからない けれど 以前よりも 縛られることが少なくなってきた あんなに好きだった 甘いものを何も食べていないからか ほっそりとした 横顔 薄暗い部屋の中では 顔色は悪い 閉鎖病棟のドアは分厚い 何重になってるんだろ 特別なドアだ そこに小さなガラス窓がついてる 20㎝×15㎝くらいの小窓だ 声は全く聞こえない 中が見えるだけの窓 さようならの時 いつも バイバイって
ドクターは 落ち着いた人だった けっして 威圧的ではなく 高慢ではなく 淡々と患者を診る人…
ある日 お世話になっている人がお見舞いに来てくれた その人は うちの家が信じんしている宗教…
ある日 見舞いに行ったら リョウコは裸だった 全部服を脱いでいた そして 裸のまま壁を背にし…
寒い冬の日に恒例のスキーキャンプがあった 大勢のメンバーと一緒に一泊泊まりで リーダーと…