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【ふせん】「幸せをお金で買う」5つの授業_#028

概要

書評というほど本全体に対する批評は薄く、
読書感想文というほど総合的な感想ではない。
気になった言葉に対して感じたことを「ふせん」として書き記すシリーズ。

「幸せをお金で買う」5つの授業


気になった言葉たちと感想など

お金を使う前に、ぜひ「これを買ったら、私の時間の使い方はどんなふうに変わるだろうか?」というシンプルな質問を自分自身に問いかけてみてください。
お金よりむしろ自分の時間に重点を置くようになると、人々はまるで幸福の研究家になったかのように、自分の幸福を大きくする活動を選ぶようになります。

「幸せをお金で買う」5つの授業

物やサービスなどお金を払って得られるものはさまざまだが、これらはあくまで目の前にある手段のひとつであり、これを得ることでなにがどう満たされるのかを考えられると、その効果がより大きくなるという考え方だろう。
たとえば通販番組などでテレビを売り出す際にテレビの性能を紹介するのはもちろんだか、「このテレビをリビングに置けば家族のコミュニケーションがもっと深まります!」といった体験としての価値を表現したりもする。
このように、普段から自分がお金を使う場面でも、目の前のものの奥にある価値というものをイメージことを意識したい。


人間というのは順応性の高い生き物で、一度手に入れてしまうと、それが何であれすぐに飽きてしまう傾向があることが研究で示されています。

「幸せをお金で買う」5つの授業

iPhoneが毎年モデルチェンジで出てくるように、供給側もこのあたりを理解したうえで次々に新しいものをだし続ける傾向があるように思える。
ここで注意したいのは、いま目の前にある新しいものや欲しいものが、すでに当たり前のように持っているものと大差ない場合もある。
当たり前のように生活に溶け込むものであればあるほど、その価値を見失わないように、自分の身の周りの状況は正しく観察できるように心がけたい。


本の購入を経験的な買い物と考えている人は、本を買ったことを後悔しにくいと示唆しています。

「幸せをお金で買う」5つの授業

物としての買い物と経験としての買い物では、後者的な考え方ができたほうが得られる効果が高いという話だろう。
物欲ももちろん必要だが、次々と新しいものが供給される現代で満足を保ち続けることは難しい。反面、経験としての消費に対しては単純な代替えはなく、満足感も高くなりそうだ。


経験的な買い物に対する満足感は時が経つにつれて増していく傾向があるのに対し、物質的な買い物に対する満足感は減少する傾向があるという研究結果が出ています。

「幸せをお金で買う」5つの授業

なんと、経験的な買い物はむしろ持続的に満足感が増していくとまで言っている。
たしかに経験的な買い物の典型例として旅行などを考えると、「あの時は楽しかった」という思い出は時が経てば経つほどその価値が増していくようにも思える。
コスパとして考えても、物よりも経験に投資したほうがいいことが明らかだと認識できる話だ。


未来について楽しい考えを持つことができる能力は、心が健康であることの重要な特質です。

「幸せをお金で買う」5つの授業

これはある意味でセルフメンタルチェックとも言える。
先のことを考えられずに目先の消費に走っている場合、たしかに心の状態が健康とは言えないように思える。
未来について考えることが心の健康につながり、それを繰り返すことで健康が保たれることにもなるだろう。


1日の終わりに、他人のためにお金を使った人々は、自分のために使った人よりも明らかに幸福感が高まっていました。

「幸せをお金で買う」5つの授業

幸福感を高める意味に着目すると、他人のためにお金を使った方がいいという話。
「情けは人の為ならず」という言葉もあるが、自分の行いは自分が一番よく見ていて、周りのための行いが自身の自己肯定感を高めるひとつの有効な手段にもなるだろう。
もちろん、この幸福感のためだけに他人のためにばかりお金を使い続けることは本末転倒だが、損得勘定だけではない周りとのつきあい方を意識したい。

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