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【ふせん】最高の体調 ACTIVE HEALTH_#020

概要

書評というほど本全体に対する批評は薄く、
読書感想文というほど総合的な感想ではない。
気になった言葉に対して感じたことを「ふせん」として書き記すシリーズ。

最高の体調 ACTIVE HEALTH


気になった言葉たちと感想など

近代化された住民の時間感覚にくらべて、ピグミー族は徹底的に目の前の「いま」に集中し続けているのです。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

突然現れたピグミー族なる存在に思考がぶれそうになるが、この一節が伝えたいことは「いま」に集中する必然性の高い民族のほうが、「いま」に集中しきれない近代化された住民より体調を崩しにくいという話だ。
過去の失敗や未来への不安など、現代社会では様々な情報が身の回りにあふれていて、これらとの向き合い方ひとつで心身の疲弊が変わってくる。
不要に多すぎる情報に振り回されないように、少しでも「いま」に集中できるように意識を持っていたい。


もともと私たちの脳が、見知らぬ他人とうまく人間関係を作れるように設計されていないからです。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

人間関係に対する悩みは尽きないもので、そもそもそれは脳の設計上うまくできないとのこと。
もちろん、だから諦めてしまおうという話ではなく、うまくいかないことを前提にして、良い人間関係を築くべき時にどううまく対処していくのかを考えられるようになることが大事だろう。


私たちが他者に与えられる最強のプレゼントは「信頼」です。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

信頼が信頼を呼び、より良い人間関係につながっていく。
信頼とは人の承認欲求を直接的に満たす意味も持っていて、たしかにそれは最もわかりやすいプレゼントともいえるだろう。
信頼すべき人はしっかりと選ぶことも大事ではあるが、臆病になりすぎないように、まずは自分から信頼を配っていけるようにふるまいたい。


「私たちは自分の感情をコントロールし、意図的に影響を与えることができる。自分のストレスをいかに言葉や思考に変換するかで、どんな感情も再構築できるのだ」

最高の体調 ACTIVE HEALTH

ポジティブ思考やネガティブ思考という言葉の根っこはこの一節が説いている通りだろう。
コップ半分に入った水を「もう半分しかない」と思うのか「まだ半分もある」と思うのか、という話はよく聞く例えだが、結局はどんな物事に対しても考え方や使う言葉で感情は大きく変わってくる。
少しでも前向きな気持ちになれるような言葉や思考を身に着けていきたい。


価値観の多様化が問題なのは、私たちの未来像を、ぼんやりとしたものに変えてしまうからです。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

選択肢が増えすぎたことによる弊害みたいなものだろうか。
ほんの数年前までスマホがここまで普及するということも(我々一般人には)とても予想できなかったし、インターネットがここまで身近なものになることも同様に思える。これらによって本当にとてつもない量の情報に簡単にアクセスできるようになった現代ではあるが、それゆえに迷いが増えているというのも確かだろう。
自分にとって本当に大事なものが何なのか、この答えはネット上には決してなく、自分の中から見つけだもの。それを守り抜く良い未来像がどういうものなのかを考えられるように自身と向き合いたい。


遊びは仕事の息抜きなどではなく、それ自体が生存の必須条件になります。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

仕事で最高のパフォーマンスを出すためにも、ひいては健康に生存するためにも遊びが重要だという話。
これが頭でわかっていても仕事に追われ、様々な誘惑にさらされていると意外としっかり遊ぶということも簡単ではないと思うこともある。意識的にほどよく遊びの時間を取るように心がけていきたい。


無意味な数字ですらモチベーションが左右されるのですから、人間はよほどフィードバックに飢えているのでしょう。

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ある実験で無意味な数字でも人のモチベーションが左右される結果が出たとの話。
フィードバックは直接的に承認欲求ともつながる意味合いもあると思うので、人がこれに飢えているというのもまあうなずける話だ。
承認欲求を持つことそのものは悪いことではないが、そればかりが目標になって、本来目指すべき目的が何なのかを見失うようなことにならないように注意したい。

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