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【ふせん】好きなことが天職になる心理学_#022

概要

書評というほど本全体に対する批評は薄く、
読書感想文というほど総合的な感想ではない。
気になった言葉に対して感じたことを「ふせん」として書き記すシリーズ。

好きなことが天職になる心理学


気になった言葉たちと感想など

仕事を辞めることは、悪いことではありません。弱いことでもありません。ましてや、逃げでも敗北でもない。
大切なのは、「仕事を辞めることを、別の道を模索するための、きっかけにできるかどうか?」「辞めることをきっかけに、自分の生き方、働き方を、一から考え直せるかどうか?」。

好きなことが天職になる心理学

転職は人生の中でも大きな決断の一つで、現在とこれまでの自分を振り返り、これからの自分の在り方を考える大事な節目となる。
現在の状況がなにか抜け出したい状況にある場合、気持ち的に焦りも生じ、どうしても「転職すること」そのものが目的になりがちなこともあるだろう。しかし、目的は「現状を脱却していい環境に移ること」であり、その手段として転職という選択肢があることを忘れないようにしたい。
また、転職をする場合は何を基準に次を探すのか、現状に対してなにに不満があるのかといった自分自身の価値観もしっかりと見つめなおす時間が必要だと感じた。


「普通」だなんてものは、そこまで無理をしてまで、守るべきものではない。
ただ単に、多数派で普通であった方が安心できる。そんな安心感そのものも、幻かもしれないのです。その幻を守るために、実際に僕たちは苦しんでいるだなんて、よく考えるとなんだかおかしな話です。

好きなことが天職になる心理学

深層心理の部分でも人は本能的に変化に対して一定のストレスを感じる生き物のため、普通で不変であることは安定と安心をもたらすことは確かだろう。
ただ、世の中の技術やサービスが目まぐるしく成長する中で普通で不変であることが本当の意味で安定だと考えられるのかは少し疑問が残る。また、ストレスも全く悪いものというものでもなく、ストレス(不平不満など)があるからこそさまざまなサービスや商品といったソリューションが生み出されていく背景もあるということを忘れないようにしておきたい。


「今日からあと50年、好きに過ごしていいなら、どんなことをしますか?」。

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この問いは本当に自分がやりたいことは何なのかを考えるのにとても有用な問いになる。
不平不満があっても仕事をなかなかやめられない要因の代表格として金銭的な問題は上がるだろう。その金銭的な不安もすべて取り払って好きなことをしていいと仮定したとき、ようやく自分自身が本当にやりたいことが見えてくる。
もし自分自身の本当にやりたいことと現在(仕事を通して)やっていることがかけ離れているのであれば、やりたいことを軸に転職を考えるのが得策になるだろう。


人間というのは、みんな弱い生き物で、つい現状維持に流れます。みんな簡単に、「快適領域の罠」に、引っかかってしまうのです。

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いくつか前にも同じような一節が出てきたが、私は過去にこういった「現状維持を通しすぎてもはや現状から身動きが取れなくなった」と話す人たちを多く見てきた。
だからこそ自分はそういった後悔が無いように、自身ができる範囲で挑戦を続けて、変化を楽しんで過ごしていきたいと強く思う。


心理学では、人間は物語る生き物であると考えます。

好きなことが天職になる心理学

少し情緒的な話にも感じるが、人は単純な理屈や理論だけでは行動を起こす動機としては少し弱く、そこに物語的な要素があったほうがより良いと思うこともある。
人とのコミュニケーションにおいても、ただの事実や理屈の話をするよりは、物語(エピソードトーク?)を交わした方がより早く打ち解けられる。
私は性格的には理屈よりの人間なので、物語的な考えも意識して持っておきたい。

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