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🖋書きはじめる。それは世界に心をひらく最初の一歩

とある編集者さんの言葉。
「これからはブログを書くような人を著者にしないとダメですよ!っていっるんですけど通じないんですよね……」
これは10年前に聞いた話。当時の出版社には「ブログは邪道」と考える年配の上司がいて説得に苦労があったようです。それから世の中はすっかり変わりました。noteも、ブログとは別物としてこんなに発展しましたし。一部の人の特権だった文章での自己表現が誰でも「息を吸うように」できるって本当にすばらしいことだと思います!


書いたら人生が変った!

書くことにつまづく度に励ましてくれた本があります。ジュリア・キャメロン著「あなたも作家になろう」。原題は「The Right to Write」なので作家を目指す本ではなく「書きたい人が書く」という当たり前を後押しする本です。

私たちはなぜ書くのか。それは、書くことが人間の本性だからだ。書くことによって、私たちは世界を取り戻し、世界を直接、明確に自分のものにするのだ。

「あなたも作家になろう」P.4

私のはじめての商業出版はブログを読んでくれた出版社の社長さんが声をかけてくれたことでした。次の本は私のブログに「いいね」を押してくれた編集者さんのセミナーに参加したことがきっかけになりました。学生時代から本を出版したいという願いがあったから相応の行動をとったというのもありますが、一気に実現へ動きだしたのは「書いたから」です。
数秘術が趣味からあっという間に仕事に変ったのも書いたから。
書きたい人が書き始めると、想像を超えた人生がやってきます!

昨年、私は病気になって、一文字も読めず、書けなくなりました。次の本の企画を編集者さんと練っていたのですが、それもお断りしました。動けない苦しい時期がずっと続いたのですが、活動の場をnoteに移すと、少しずつ書けるようになってきました。書くことで再び世界を取り戻し、今までとは全く違う明確な流れを自分のものにすることができました。書くってすごい!

書いたら自分と「合う人」や「合う仕事」がやってきた!

あらゆる人が生きるという仕事に取り組んでいる。私たちはみんな下書きの状態だ。書き終わった人、完全にまとめた人はいない。そして、欠点、気取り、気まぐれ、短所といった、人間ならではの体験をすべて書くことによって、もっと健やかで幸せになり、世界や自分とつながれるのだ。

あなたも作家になろうP.107

書き始めて驚いたのは、いわゆる「合う人」とたくさん出会えたことです。家族とも合わず、学校でも合う友達が少なかったので、書く世界にはこんなに「合う人」がいるのかと感動すら覚えました。例えば、数秘術を好きな人は知り合いに一人もいなかったのに、書き出したらどんどん数秘好きの輪が広がり、セッションや講座を頼まれるようになりました。
書きたいことを書き続けることで、そこが私の居場所になったのです。

だから「自分のために」書き始めよう

ただノートに向かうのよ。あなたがそのときいる場所から始めるの。書き始めれば、何かが向こうからやってくるわ。(中略)書くものすべてを愛するのよ。恋人だって、調子のいい日も悪い日も、気難しい日も上機嫌な日もあるでしょ。どんなときもありのままを受け入れるの。

あなたも作家になろうP.46

文章表現はなぜか高尚なものと思われがち。ちゃんと書かなきゃっていう圧力がかなりあります。でも、テキトーでいいんです。適当の方がリラックスできて全身に「気」が通い、何かが本当に向こうからやってきます。自分が書くのではなく、書かれたがっている文章が自然に表われてきます。
そして、そこに書かれたものは、まぎれもないその人自身であり、その人の歩んだ全人生が紡ぎ出した物語になっています。そこが一番ですよね。
だから、「あなたのために」書き始めてください。
書き続けることで橋がかかる「向こう側」の世界が、あなたは何者なのかを教えてくれます。準備?いりません!今いるその場所から、ただ書き始めましょう。

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