うつこじらせ休養日誌(3)
18日目
12時半起床。三日前の不眠をいまだに引きずっている感覚で、朝兼昼ごはんを食べた後睡魔に抗えず4時間くらい寝ていた。これで解消できていたらいいんだけど。日中にまわしていた洗濯物を干す。風花雪月のゲームはしないと決めたので読書。
村上春樹『街とその不確かな壁』を読み進める。この休みで半分は進んだ。本作は個人的にも大好きな名作『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と世界観を同じくしており、また主人公の設定も好みである。文体には筆者の老化を感じざるを得ない部分はあるが、世界観が堅固なため没入できてとても面白い。
ただし本作を出版した今年でさえ彼はノーベル文学賞を逃してしまった。本作でこの結果となると彼の受賞は厳しいなと思う。賞がすべてではないんだが一体どういうことだろう。
睡眠導入剤を飲んで1時には布団に入ったのに全然眠れない。
19日目
なので午前4時前に行動を開始する。まだ睡眠導入剤が残っている気がするが極めて静かに部屋の片付けをして、村上春樹の続きを読む。
午前7時半過ぎにものすごい睡魔が一気にやってきて5時間ほど寝る。そこからは何事もなかったように昼食を食べ、村上春樹『街と、その不確かな壁』読了。1年分ほど溜まっていた雑誌の解体をしてファイリング、掃除機をかけ、別の本を読み始め、雨が上がったので散歩に行き、風花雪月の戦略を思いついたので試す(いいところまで行ったけど詰み)。2時就寝。
20日目
ひどい生活。12時半起床後、割とすぐに寝落ちて15時頃起床。ツイステの新情報があったりして楽しかったが、SNS眺めてて嫌な気持ちになる。起床後の寝すぎのせいか体のあちこちが痛い。でも眠い。1時就寝。
21日目
11時45分起床。そのまま活動することに成功。ツイステをしつつ、天野こずえ先生『ARIA』を読み返す。このnoteでも劇場版ARIAの感想文を書いたことがあるが、何度読んでもARIAが伝えるメッセージに支えられている。2時就寝。
22日目
10時起床。心療内科受診。トリンテリックスMAXまで増量。併せて、「来月いっぱいもう一ヶ月の休養を取ってはどうか」と勧められ「診断書を書く」と言われたが、びっくり散らかして一旦保留になる。
先生としては9月に最初の診断書を書く段階から「正直11月くらいまでかかるかな」と考えを教えてくれていた。この一ヶ月で改善にこぎつけられなかった自分が、来週までに答えを出すしかない。誰に相談しても答えなど出ず、自分で決めなきゃいけない。
とはいえ、大人だからそんなの当たり前だけど、どうしたらいいのかを考えられない頭だから休養してるのに「仕事に戻るか、休養を続けるか」を判断させるのおかしくないか?と半分イライラして気分がどんよりとした。1時半ごろ就寝。
23日目
9:30起床。外出し、千葉市動物公園へ。ハシビロコウがかっこよくて可愛い。常にじっとしているけど動くときにきびっと動く。立つレッサーパンダとして一躍有名になった風太くんも20歳で動きがゆっくりの高齢になっているようでしたがご健在。
天気も気候もよく、午後になると草原ゾーンの動物たちが生き生きとしているのが見られた。ライオンは一日16時間寝る、夕方や暗くなってから狩りをするという説明を読み「私と一緒だ」となる。
ライオンめっちゃ凛々しい(2頭いたうちの1頭が本記事ヘッダー)。夕空に吠えるのがまたかっこいい。そして寝る。吠えると寝るを繰り返していた。こいつらが本気で喧嘩したらそりゃ壮絶なことになると迫力を感じた。公園というだけあってお散歩にもなり、とてもいい時間だった。
現状の生活と不満、今後の話を聞いてもらって、自分の体調が以前(うつ発症前)と比べて万全ではないこと、まだ生活に支障をきたす可能性が濃いめに残っていると感じてること、その生活習慣を整えるためにもう一ヶ月休暇を取りたいという考えがはっきりした。
あとは職場との相談次第。私の仕事は大したものではないが、多忙な同僚たちに不慣れたものを押し付けている状態だから負担になっているはずではある。実際私が不在の期間どうなっているかの話も聞いていない。今月中に一度、話し合いの時間が必要だろう。
帰宅後、買ったばかりのジーンズを洗濯。夕飯は19〜21時の間に準備、食事と片付けをして、お風呂を入れる。1時半就寝。
→うつこじらせ休養日誌(4)に続く
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