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本のこと

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#読書

最近本読んでないかも・・が自分の心の忙しさのバロメーター

最近本読んでないかも・・が自分の心の忙しさのバロメーター

自己紹介に「読書」と書くのが自分のアイデンティティの一つ。

なんで本を読むのが好きなんだろう?と思った時に、主な理由はこちら。
・新しい知識を得られること(主にビジネス書)
・自分では体験できない世界、物語そのものが楽しいこと(主に小説)

そんな「読書」について最近はっとしたのはこちら。

こちらの本によると読書でストレスが軽減する、と。

振り返ると、本をちょっとでも開いてよみはじめると、ほ

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言葉は最高の食料なのです。 silo book 📚

言葉は最高の食料なのです。 silo book 📚

言葉は最高の食料なのです。
いい本を読むと元気になりますよね?ぼくの場合は元気になるだけではなく、更にそこで得た言葉の栄養を「お皿の上に表現したい」と思いながら読んでいます。

『調理場という戦場』斉須政雄

本を読んだ時、おいしいものを食べた時、映画を観た時、音楽を聴いた時など、触れることで元気になれるもの、そして「やってみるぞ!」と気合いが入るものって人それぞれあるのではないでしょうか。

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人と人はそもそもわかりあえない、それでも伝えたい気持ちが大切 silo book 📚

人と人はそもそもわかりあえない、それでも伝えたい気持ちが大切 silo book 📚

「たとえば海外の、英語も通じない旅行先で、六カ国語会話帖をめくりながらレストランでの注文を行い、自分の希望したメニューが、どうにかやってきた時の喜び。あるいは、それは自分の希望とは多少違っていても、思いのほか、おいしかったときの嬉しさ。
コミュニケーションの難しさと楽しさは、存外、そんなところにあると思っている。」

「わかりあえないことから」平田オリザ

今の時期、初めましての方と話す機会も多い

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写真でも文章でも「記録」するって、人生を豊かにしてくれると感じる本 silo book 📚

写真でも文章でも「記録」するって、人生を豊かにしてくれると感じる本 silo book 📚

カメラと出会って4年、忘れていた景色に自分の撮った写真の中で出会う、という体験をようやく私もできるようになってきて、今写している風景を何年後かに驚いて見るという楽しみのために、閉じ込めています。

『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』小山田咲子

この本は1人の女子大生のブログを書籍化したものです。大学の授業、アルバイト、旅行、カメラ、就職活動など彼女の日々のちょっとした文章から「日常生活っ

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自分の余暇時間の使い方を振り返りたいなと感じた本 silo book📚

自分の余暇時間の使い方を振り返りたいなと感じた本 silo book📚

100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らして、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やせることなのかもしれない。

「ライフシフト」100年時代の人生戦略
リンダ・グラットン アンドリュー・スコット

消費とレクリエーション(娯楽)から投資とリ・クリエーション(再創造)へというメッセージが私にはグサリと刺さりました。

どうしても目の

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そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」とその人らしさも残したい silo book📚

そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」とその人らしさも残したい silo book📚

お店でのチャレンジの一つ一つの向こうには必ず誰かの存在があって欲しい。そのことをお客さんに説教臭く語ることはないにしても、そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」という、固有の存在としてのスタッフの顔が浮かぶようなことをしたい。

『ゆっくり、いそげ』影山知明

お店やそこで働く方それぞれにストーリーがあるんだなぁと知り、カフェやコーヒースタンドへ足を運ぶ習慣ができたのはこの本を読んでからで

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チャレンジの背中を押してほしい時に読みたい本 silo book 📚

チャレンジの背中を押してほしい時に読みたい本 silo book 📚

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。

『本日は、お日柄もよく』原田マハ

新しいことに挑戦するとき、私はいつもどきどきするし、不安にもなってしまう。この小説は少しだけ背中を押して欲しい時に何度も読み返しています。

冒頭の会話はスピーチライタ

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自分の自然体な気持ちをまず大事にしよう!と肩の力が抜ける本 silo book 📚

自分の自然体な気持ちをまず大事にしよう!と肩の力が抜ける本 silo book 📚

周りのパリジャンたちを見回せば、誰もが気楽に自分のペースで生きていた。派手に愛し合い、笑い、よく食べて、遊ぶことに忙しそうで、電車の遅れもカフェの店員の横柄さも気にする暇がないようだった。

『パリで飯を食う』川内有緒

何もかもがうまくいかない時、余裕がなくなって、イライラして、周りも気遣いできなくなって。自分を人と比べて落ち込んで。

そんな時にこの本と出会いました。

自分の自然体な気持ちを

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自分にとっての東京の思い出を考えずにはいられなくなる、懐かしくなる本 silo book 📚

自分にとっての東京の思い出を考えずにはいられなくなる、懐かしくなる本 silo book 📚

東京に初めて住んだのは18歳の時だった。
その時、僕が頭の中で広げた東京の地図は限りなく白紙に近いものだった。これから自分で地名を書き込み、線を引き、色を塗る。そんな淡い期待と同時に底知れぬ不安も感じていた。

『東京百景』又吉直樹 

わたしは高校生まで地方で過ごしながら、東京への憧れがずっとありました。最近になって本屋でこの本を手に取り、冒頭の文章を読んだ瞬間から「東京に行きたい」と思っていた

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2021年9月読んだ本

2021年9月読んだ本

2021年1月にはじめた年間100冊目標の読書。いったん9月で目標達成!9月は特にたくさん読んだので印象的だった5冊だけコメント。あとは名前のみで記録。

フランスはどう少子化を克服したか今月のマイベスト!フランス在住ライターの高崎順子さんの著書。フランスの少子化対策について書かれている本。ご自身のフランスでの妊娠・出産・子育て経験と日本の仕組みとの比較もあり、私自身も子どもの子育て真っ只中なので

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コテンラジオが面白いのと知識の精度の話

コテンラジオが面白いのと知識の精度の話

最近、Podcastを開いては気になる配信を聴いている。ニュース、英会話、若者トーク、ワーママなどなど番組を探し始めるといろんな番組があることに気づく。

名前を知りながらも聴いたことがなかったのが「コテンラジオ」。「古典って教養として知っておきたいけれど、難しそう」そんな自分にも、パーソナリティの方々が「当時の◯◯は現代の△△で〜」とわかりやすい例えを出してくれるので、親しみやすくて面白い。

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お菓子の名前をみるだけで幸せな気持ちになれる『スイート・ホーム』

お菓子の名前をみるだけで幸せな気持ちになれる『スイート・ホーム』

ショコラーデントルテ、ミルクレープ、いちごショート、ロールケーキ、アーモンドフロランタン、ブラウニー・・・

『スイート・ホーム』原田マハ

ショーウインドウを見ながらケーキや焼き菓子を注文するお客さんの口から出た言葉たち。
物語自体がほっとするような、幸せな気持ちになれるのだけれど、スイーツの名前が出てくるたびにより一層幸せな気持ちになれるのが不思議。
舞台は神戸。神戸の街並みを想像するだけでも

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『マタニティ・グレイ』とアウトプット癖をつけたい話

『マタニティ・グレイ』とアウトプット癖をつけたい話

結婚しても子どもはいなくてもいいよね、と言っていた主人公に想定外の妊娠が発覚してからのトツキトオカの話。

『マタニティ・グレイ』石田衣良

本の内容紹介妊娠しても会社に産休育休の制度がなかったこと、妊娠の体調変化による休職、産院選び、仕事や妊娠をきっかけに変化する周囲との関係性、復職への不安や仕事への思いなどなど主人公が少しずつ赤ちゃんの成長とともに変わっていく、行動していく姿が描かれている。

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2021年8月読んだ本

2021年8月読んだ本

あっという間に9月!仕事もプライベートもかなり変化のある1ヶ月でした。悔しい部分もあるけれど、今の状況でできることをコツコツやっていきたいな。

BUTTER今月のマイベスト!女性であること、社会から見られる役割などなど考えさせられることが多かった。そして何より本に出てくるエシレバター!食べてみたくなったし、料理教室にも行ってみたくなった。

マタニティ・グレイ結婚しても子どもはいなくてもいいよね

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