いろんなナースのお仕事5
こんにちは。おつかれさまです。
訪問看護のお仕事は人生に深く寄り添うことにもなります。すっかり大人になった我が子をいつまでも気にかける足腰の弱った高齢の親。
そんな方の言葉が、今も時々思い出されます。
「わたし珈琲が好きで、今日特売だから買っておいてくれる?って息子に頼んでも、『特売って言っても、たいした金額にならないんだから』って買ってこないのよ。日々の積み重ねが暮らしだよって言っても…ダメね。ワタシ車椅子だし…世話してもらっているし…(それ以上言わないのよ。)」と、手足に右マヒのあるおばあちゃん。
毎日足の運動を欠かさない。
毎日塗り絵で指の運動を欠かさない。
毎日家族に迷惑をかけないのために自分のリハビリを欠かさない。
今は、息子さんは世話をして“あげて”います。
こんな風になる少し前…。
お母さんは
息子さんが夜泣きした時も
初めて歩いた時も
学校に行く時も
思春期で難しい時も
社会に出た時も
息子さんが嬉しい時も悲しい時も悔しかった時も…
ずっとあなたを世話してあげたんだ。
あと何回、お母さんから生活の知恵を教えてもらえるだろう。
あと何回、子を想う親の気持ちを伝えて貰えるだろうか。
いつもは親のことを考えるなんて事は、ワタシも難しいです。でも、時々も思い出す事をしないなら哀しい。
いつか息子さん自身に気づく日が来るといいなと思います。今はどうなっただろうなぁ。
こればかりは、人に言われて気づく事ではないですからね。
ではまた。
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