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20代後半は誰でも人生に焦燥感を感じる

日本史上過去最大の台風が世の中を騒がせていた中、なんだかそわそわしてふと文章を描きたくなりました。自分の本音を忘れないように備忘録として書きます。

自分が最近はなんだか焦っている、周りの目が気になってばかりいるようなそんな気がしていたことについて。

最近周りの同世代は恋人がいたり、結婚したり、転職したり、自分の人生を順調に歩んでいっているように見えて、自分の人生ってこのままでいいんだろうかと思ったりする中、自分って何がやりたいんだろうと夢が霞んでしまって唐突に漠然とした不安に襲われたりする。他人の人生なんて気にしてもしょうがないことは頭では分かっているけど、どうしようもなく辛くなったりすることがありました。

他にもFacebookやGoogleフォトの思い出機能で学生時代の写真が現れることがあって懐かしい反面、社会人になったらよりいっそ自分の個性が輝くものだと思っていたのに、学生時代の頃の自分の方が輝いていて、今の自分は自分にブレーキばかりかけてしまっている。今の自分は思ったよりも全然進んでいなくて、人生で一番落ちてしまっていてそこから抜け出せずにいる、そんな気がしていました。

そんな中、Twitterでこんな言葉を知りました。

心理学では20代後半に訪れる焦燥感や悩みなどを抱える時期のことを「クォーターライフ・クライシス」という。あなたが20代半ば〜30代なら、人生でも最悪の時期を過ごしているかもしれません。アイデンティティーの混乱、間違ったゴール設定、希望の減退...。なかには私のように、喪失感や不安、パニックを感じている人もいるでしょう。「クオーターライフ・クライシス」とは、人生の4分の1が過ぎた時に訪れる幸福の低迷期のことです。

「クォーターライフクライシス」は海外では当たり前の考え方らしく、あまりにも今の自分に当てはまる言葉が多くて、気づくと関連の記事を読み漁ってしまいました。


私はかなりの理想家なので、過度に自分に期待をしてしまっていて、理想と今の自分のギャップに悩んだり、今の環境を肯定できなくなってしまい、環境を変えたいという衝動が生まれがち。(大人の中二病みたい。)
でも自分は周りや理想の自分と比較して焦ってしまっていたんだなぁと、なんだかモヤモヤの正体が分かった気がしました。自分だけじゃないんだと思うと少しほっとしました。その解決には現実的な目標や計画を立てることが大事なんだそうです。

加えて、最近はなんだか人間関係にも気疲れしていて、ずっと周りの反応を伺ってしまっていたところがありました。

それに気づいたのは、台風で不安になるようなニュースがSNSに多く挙げられる中で、急に心細くなって友人に電話をした時でした。友人とは最近の仕事のこと、恋愛のこと、やりたいことなんかとかたわいもないことをずっと話してきていましたが、なんとなく今元気がないことや人間関係に遠慮してしまっていてモヤモヤしていることを久々に打ち明けました。

「社会人になって休職した後からかな、なんだか欲求が減っててこれしたいっていうのが減ってるんだよね。やりたいことを人にも言えてない気がする。多分、あのとき上司とうまくいかなかったことがトラウマみたいに残っていて、自分のやりたいことばかりいうと否定されてしまう気がして、怖くて遠慮して自分のしたいことを言えないんだよね。」

友人も私の変化には気づいていたようで、でも納得したようにこう言ってくれました。

「前(学生時代)のゆうきは一緒に遊ぶ約束をする時ってもっとあれしたいとかこれしたいと言ってくれていた気がする。この前の予定を決めるときも、なんだか私ばかりがあれやりたい、ここ行きたいと言っていて行きたくないのかなと思ってたよ(笑)。私にはやりたいこと言ってくれていいよ。」

これを言われて、私は知らず知らずの間に、親しい人にすら遠慮して自分の意見を言えなくなってしまっていたことに気づきました。なんだか最近ずっと人間関係に遠慮してしまっていて人に合わせてしまってばかりで、自分でブレーキをかけていたみたい。全部周りに合わせてしまって本音を言えなくなると、この人は何を考えているのか分からないと思われて、周りから人が遠ざかっていく⇨人が去っていくと自信がなくなって、よりいっそ自分には価値がないと思い、人を避けてしまう⇨結果、一人の時間はあるのに、自分の本音を吐き出す場所がなくて、人間関係にひどく疲れてしまう。だから予定をまた入れずにまんまと悪循環にハマって自分では抜け出せずにいました。友人って偉大。

(去年の休職の時↓とはこのとき)

振り返ると、新しい部署の仕事はだんだん慣れてきましたが、仕事と家の往復だけでずっと仕事のことしか考えていなかったから、プライベートの楽しみがなくなってしまっていました。もう新人ではないので、失敗するのも怒られるのも怖くて、よく考えると新しく予定を入れることも人と会うことも避けて、やりたいことを言えなくて、疲れることしかしていませんでした。仕事も自分の「やりたいこと(Will)」より「やらなければならないこと(Must)」が優先だからと自分に言い聞かせて頑張っていたからどんどん疲弊していく。自分でやりたくないことにフルコミットして成功している人なんてそもそもいないという当たり前のことにも目を伏せてしまっていました。なんで気づかなかったんだろう。意外と弱っていたから一人でその状況に気づくこともできませんでした。

「今の環境がネガティブな記憶を思い出させてしまっているのかもしれない...。休職していた時と部署は変わったけどおんなじ職場にいるし、思い出す時あるもん。住んでるのも引きこもってたのとおんなじ部屋だし...」

そう考えると環境を変えることも視野に入ってきました。

「やりたいことリスト作ろうよ!ゆうきよく行きたいところ書いてたじゃん。」

最近やりたいことリスト作っていなかったなぁと思い、自分のやりたいことを改めて更新してみました。そしたら会いたい人や行きたい人がいっぱい出てきて、引きこもってばかりいると生きているうちでとても行ききれません。欲求が少しずつ戻ってきました。理性じゃなくて自分の直感で何かを考えたのが久しぶりだったかもしれません。知らず知らずに自分を理性で縛って、自分をネガティブにしてしまう行動ばかり選んで視野が狭くなってしまっていたんだな。

”誰だって何か抱えている。自分から不幸になることを辞めること。自分で悪いペースから脱出できない時は誰かを頼ることも大事。”

”空気を読めないことよりも思っていることを我慢して言わない方が人間関係を悪くする。親切よりも正直・素を出すことがいい人間関係を作る。”

”人生変えたければ行動するしかない。辛い時ほど、行動力が減っていたとしても、待たずに自分で行動することが大事。弱っている時ほど、自分の時間・人・環境を整理して人生のネガティブを減らすこと、自分の人生にスペースを入れることが回復に繋がる。”

そんな教訓を得た気がしました。

週末台風で暇だったので自分の部屋を掃除して、いらない服や靴を処分しました。やりたいことリストを更新したので秋のやりたいことで少しワクワクする気持ちも復活。さぁ何か楽しいことがしたいな。悩んでいたのは自分ではなかったのだということと分かってくれる人がいることを再確認できた安堵感のおかげで久しぶりにゆったりと休日を過ごせました。そんな風に思えたのは台風の与えてくれた時間のおかげだったのかもしれません。

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