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Norah Jones「...Featuring」(2010)

今更ですが2010年発表のノラ・ジョーンズの「...Featuring」というアルバムをご紹介致します。
彼女のジャージーで独特の世界観が大好きですが、こちらはノラ自身が選曲した自身のコラボレーション・アルバムで、デビュー前の2001年から2010年までの様々なアーチストとのコラボ、そして様々な音楽が楽しめます。

ジャケットもキュートで素晴らしいし、珍しく邦題(「ノラ・ジョーンズの自由時間」)もイイ!

1曲目からエルビス・プレスリーのディープなカバーですが、私は②「Virginia Moon」で、このアルバムは素晴らしい!と思ってしまいました。
共演はなんとフォー・ファイターズ。かなりロック調かと思いきや、これがお洒落なボサノバタッチのスィートな1曲。これがあのフォー・ファイターズ?間奏のアコギソロもいいですね~。

ウィリー・ネルソンとのコラボもあります。それが④「Baby It's Cold Outside」。これがまた4ビートジャズっぽくっていいんですよ。
1944年にFrank Loesserが作った曲で、もともとはクリスマスソングを意図したものではなかったのですが、近年はクリスマスシーズンによく聴かれる歌のようです。
2人の対話形式のデュエット、実にいいですね~。いろいろな方々がデュエットしておりますが、ここでのウィリーのヴォーカルも生き生きしてますよ。

そして意表を衝くヒップホップ系のラッパーのQティップとのコラボの⑨「Life Is Better」。
ノラの新境地といったところでしょうか。でもクールな響きの曲調も、なんだかノラのヴォーカルに合ってます。
この曲と⑩「Soon The New Day」のタリブ・クウェリとのコラボはなかなかユニークでいいです。

私の大好きなナンバーの⑮「Creepin' In」。この曲だけは知ってました。ドリー・パートンとのデュエットで、軽快なカントリーナンバーですね。
アップした映像はライヴ映像なんで、ちょっと音が悪いですが、とにかくドリーの強烈な個性がプンプン漂う映像ですね(笑)。このステージはノラが主役で、ドリーがゲストの筈ですが、なんだか立場が逆転してしまってます。
ドリーは今年77歳。この映像のときはおいくつでしょう・・・。圧倒されます^^。

⑯「Court & Spark」はジョニ・ミッチェルのナンバーですが、完全なジャズですね。こちらはなんとハービー・ハンコックとのコラボ。そしてソプラノ・サックスはウェイン・ショーター、ベースはデイヴ・ホーランド。
いや~、すごい面子です。

そして、な、なんとロキシー・ミュージックのカバーです。⑰「More Than This」。確かこの曲、ロキシーのヴァージョンが最近CMで使われたような気が・・・。でも完全にノラの世界ですね。
デビュー前のノラ、ですから主役は8弦ギター奏者のチャーリー・ハンター。チャーリーのアルバムにノラが参加した形となってます。

オムニバスだから当り前ですが、今まで以上にバラエティに富んでいるので、いろいろなノラが楽しめて、なかなかいいアルバムですよ。

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