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プリンセス・プリンセス「THE PREMIUM BEST」

ラジオから流れてきたプリンセス・プリンセスの「M」。
今の若い方々は、もうプリンセス・プリンセス(プリプリ)などというバンドの存在など知らないのかもしれません。もちろん私と同世代の方々はご存知でしょう。プリプリは恐らく日本の女性バンドにおいて、最も成功したバンドと言えるかもしれません。

私も学生時代、プリプリはバンドでコピーしました。また学生時代に米国へグループでホームステイしたことがあるのですが、そのグループが約20人程度の規模で、男性は私ともう一人、あとは女性というハーレム状態のホームステイでした。
そのグループでホームステイの最終日、ホストファミリーの方々を招いてささやかなパーティを催し、そこで私がギターを弾き、某女性がこの「M」を歌ったのでした。
久しぶりにこの曲を聴き、ふっと、そんな学生時代の想い出が蘇ってきました。

ついついプリプリをもっと聴いてみたくなり、ここ最近何回もベスト盤を聴いてます。名曲のオンパレードで聴いているだけでワクワクしてくるのですが、やっぱりこの①「M」という楽曲が一番懐かしい。
この曲、名曲に間違いないのですが、なぜ「M」なのか・・・。
この楽曲の作詞はドラムの富田京子。彼女がミュージシャンである「M」との失恋をベースにこの詞が生まれたとのこと。ちなみにネットでいろいろ調べてみましたら、一説にはこの「M」、松岡英明との説も。プリプリは知っていても松岡英明まで知っている方はなかなかいないかもしれませんね。私は彼の楽曲、結構好きでしたが・・・。

当時大好きだった曲が③「世界でいちばん熱い夏」です。
ドラマーだった私はどうしてもドラムの音が気になってしまうのですが、プリプリのドラマー、富田京子はこの曲でも結構いいプレイをしてますね。リムショットなんかいい感じだし。彼女のドラムの腕については賛否両論ありますが、私は嫌いではないです。8ビートの楽曲をハイハットでルーズに4ビートで刻んだり、チャイナシンバル(シャーンとなる大きなシンバルです)を見栄えよく2枚セットして、かっこよく叩いたり・・・(但し、レコ―ディングでは青山純さんが叩いていたようですね)。

私が初めて聴いたプリプリの楽曲が1988年発表の④「19 GROWING UP」。この曲を聴いて、先ほどアップした「世界でいちばん熱い夏」を後から知った次第。
ヴォーカルの奥居香の暑苦しいくらいのヴォーカルと、結構ロックしているサウンドに私は直ぐに大好きになりました。

ロックといえばこの2曲。「Get Crazy」と「Highway Star」。⑤「Get Crazy」はプリプリ流のロックンロール。これがまた結構カッコいいんですよね。それから⑦「Highway Star」はあのディープ・パープルのカバーではありません。典型的な、あの時代のJ-POPロックの音ですね。懐かしい。

当時は全く聞き流していたのですが、この歳になってこの曲を聴くと、違う観点から歌詞を味わっている自分を発見してしまいます。「M」と同様に人気の高い楽曲、⑫「パパ」。

温故知新。プリプリは「DIAMONDS」だけではありませんね。

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