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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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#1987年

村田和人「Boy' Life」(1987)

また村田さんの季節がやって来ようとしております。 いつもこの季節になると聴きたくなるアーチストが村田和人。彼が亡くなられてもう8年以上経つんですね。 昔はサンルーフを全開にして、村田さんの音楽をフルボリュームにして、意味もなく車を走らせていたものです。 そんなときに必ずかけていたのが、本作です。 本作は村田和人の5枚目のアルバムで、ムーン・レーベル時代の最後の作品。A面をロサンゼルスで、B面を東京でレコーディングしたもの。 ①「Boy's Life」は強烈です。村田和人十

岡村孝子「Andantino a tempo」(1987)

大学時代にとにかく聴きまくっていた岡村孝子。あみん時代、私は中学生でしたが、それほど彼女等の楽曲に関心もなかったのですが、時を経て、大学時代、その詩とメロディに魅せられていました。特に初期の「夢の樹」「私の中の微風」「Andantino a tempo」「liberte」の4枚のアルバムは、80年代JPOPの名作だと思ってます。今回は実質3枚目のソロアルバム(企画アルバムですが)「Andantino a tempo」をご紹介致します! 本作は、元々は岡村孝子があみん時代の楽

渚のオールスターズ「渚のカセットVol.1」(1987)

まだまだ暑い日が続きますね。なので夏らしいアルバムを。 渚のオールスターズは「TUBEとその仲間たち」といったグループで、本作品は1987年発表。その後彼らはVol.2、3とアルバムをリリースしてますが、完成度の高さからいったら、やはり本作品が一番だと思います。 当時私は大学生になったばかり。このアルバムを繰り返し繰り返し聴いてました。後にボディボードをやるようになり、そのドライブのお供は達郎さんかこのアルバムでしたね。 カセットを入れる音で幕が開き、名曲①「サマードリー

角松敏生「Sea Is A Lady」(1987)

青木さん&村上ポンタさんの素晴らしいリズム隊と角松さんのギターが心地いい、日本のフュージョン史に燦然と輝く名盤GW中の今日、いい天気ですね~。朝のひととき、たまにサンルーフを全開にして一人で車を運転。そして好きな音楽をいつもの倍の音量で聴くとき至上の喜びを感じます。 今日も格好の「一人ドライブ日和」。真っ先に本作をピックアップしました。 このアルバムは私にとっては大事なアルバムです。学生時代、このアルバムを聴いてフュージョンの楽しさを知り、常にドライブにはこのテープを持参し

THE SQUARE「TRUTH」(1987)

スクエアのメロディメーカーだった和泉宏隆さんが亡くなられましたね。もちろん一般的にはスクエアのメロディメーカーといえば安藤まさひろさんですが、バラードとなると、和泉さんが書かれる楽曲が飛びっきり素敵でした。 この「TRUTH」は、スクエアがF1のテーマソングで一気にブレイクしたときのアルバムで、巷ではタイトル曲の「TRUTH」がかかりまくってました。私はそういった流行りモノの楽曲にはあまり興味はなく、むしろこのアルバムに収録された楽曲の、和泉さんが書かれた必殺バラードが大好き

森川美穂「おんなになあれ」(1987)

森川美穂。エイティーズ・ファンの方であれば、名前くらいはご存知の方も多いのではないでしょうか? 1985年にデビュー。その容姿からアイドル歌手としてデビューさせられたものの、本人としてはアーチスト志向が強く、この「おんなになあれ」のヒット以降、その傾向を強めていきます。 それにしてもこの楽曲、なぜか当時大好きでした。森川美穂が好きだったのではなく、この楽曲の持つ魅力にやられてしまったんですね。そしてご存知のように、この楽曲の作者はチャゲ&飛鳥の飛鳥涼。森川美穂とは事務所が一

BOØWY × BEAT CHILD 1987

日本のウッドストックと呼ばれている、半ば伝説と化している野外フェスをご存知でしょうか? 1987年、熊本県阿蘇郡で行われた「BEAT CHILD」。開演が18時、終演が翌朝6時というオールナイトの野外フェスでした。また参加したミュージシャンがスゴイ。ブルーハーツ、レッド・ウォーリアーズ、白井貴子、ハウンド・ドッグ、尾崎豊、BOOWY、渡辺美里、佐野元春・・・。 この野外フェス、もちろんオールナイトというスケジュールもスゴイですが、当時の天気が大雨と最悪。予報では晴れというこ