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BOØWY × BEAT CHILD 1987

日本のウッドストックと呼ばれている、半ば伝説と化している野外フェスをご存知でしょうか? 1987年、熊本県阿蘇郡で行われた「BEAT CHILD」。開演が18時、終演が翌朝6時というオールナイトの野外フェスでした。また参加したミュージシャンがスゴイ。ブルーハーツレッド・ウォーリアーズ白井貴子ハウンド・ドッグ尾崎豊BOOWY渡辺美里佐野元春・・・。

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この野外フェス、もちろんオールナイトというスケジュールもスゴイですが、当時の天気が大雨と最悪。予報では晴れということだったらしいのですが、当日は大雨警報が急遽出されるくらいの状況。天気は最悪・・・、でもこういった環境だと、ロック魂に火が点くもの・・・。
相当な演奏だったようです。そして2013年、この幻のフェスが映画化されました(ご記憶の方も多いでしょう)。下がその予告映像。

白井貴子、ハウンド・ドッグ、尾崎豊・・・、雨の中、壮絶なステージだったことが上の映像からでも理解出来るかと。

ところで上の映像で登場していないグループがおります。それがBOØWYです。BOØWYのこの時のステージも大雨でした。最初は氷室さんも布袋さんも髪がおっ立っているのですが、ステージも中盤くらいから、もう長髪をダラッとたらしたような感じになってしまってます。
演奏は全14曲。「Image Down」「ハイウェイに乗る前に」「Baby Action」「Marionette」「The Wild One」「Bad Feeling」「Working Man」「B・Blue」「Beat Sweet」「ホンキー・トンキー・クレイジー」「Blue Vacation」「No New York」「Dreamin'」「Only You」・・・。
ヒットパレードですね。

で、実はこの時の映像がYouTubeにも結構アップされてましたので、いくつかご紹介しておきます。
まずはまだ髪が整っている状態の中、スタートした「Image Down」。なんといっても初っ端で氷室さんがマイクをすっ飛ばす貴重な映像(笑)。氷室さんと布袋さんが仲良く肩を抱き合い、コーラスするシーンも印象的です(アップした映像は~「Baby Action」まで続いてます)。

ロックなのに途中でレゲエのリズムもさりげなく入れた名曲「ハイウェイに乗る前に」。この曲のスタジオバージョン、最初聴いたときヒムロックのヴォーカルがすごく西城秀樹にそっくりと思ったものです。

私の大好きな「Baby Action」。強面のバンドなのに、こんなポップソングを演奏してしまうギャップが堪りません。途中でギターの音が途切れてしまうアクシデントも。最初のスカのリズムも堪らねェゼ!!

BOOWYといったら、やっぱり「No New York」でしょう。これだけの悪条件の中、全くブレないリズム隊(特に松井さんのダウンピッキングのベースは凄い)といい布袋さんのギターといい、演奏力は随一でしょう。また早弾きだけがギターの上手さの条件ではないことは、布袋さんのここでのプレイを聴けば理解できるでしょう。それにしても布袋さんの髪型、ここだけのレア映像でしょうね(笑)。


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