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森川美穂「おんなになあれ」(1987)

森川美穂。エイティーズ・ファンの方であれば、名前くらいはご存知の方も多いのではないでしょうか?
1985年にデビュー。その容姿からアイドル歌手としてデビューさせられたものの、本人としてはアーチスト志向が強く、この「おんなになあれ」のヒット以降、その傾向を強めていきます。

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それにしてもこの楽曲、なぜか当時大好きでした。森川美穂が好きだったのではなく、この楽曲の持つ魅力にやられてしまったんですね。そしてご存知のように、この楽曲の作者はチャゲ&飛鳥の飛鳥涼。森川美穂とは事務所が一緒だったらしい。
また当時飛鳥涼は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。1987年といえば光GENJIがデビューした年。彼等のデビューからの3部作(「STAR LIGHT」「ガラスの十代」「パラダイス銀河」)も全て飛鳥涼の作品でしたね。
光GENJIの楽曲もそうですが、多感な年頃の楽曲を作らせたらこの人に適う人はそういないかもしれません。それくらいこの「おんなになあれ」は秀逸な作品。

森川美穂はこの後アーチスト寄りのアルバムを発表していきます。元スクエアの長谷部徹(ds)が参加しているのを発見し、感動した記憶がありますね。また私の地元のFM局で1992年から5年間、毎週土曜日(日曜日だったかな)「ISHII トワイライトハイウェイ」のDJを務め、毎週カーラジオからこの番組が流れてました。「目覚めたビーナス」とか夢がMORIMORIのテーマソング「恋していれば大丈夫」とか、他にもいい曲がありますね。
そういえば1993年にアコースティックアルバムを発表し、再度「おんなになあれ」をセルフカバーしてました。

彼女は現在も現役で歌っており、なんと歌唱力が買われて、大阪芸術大学音楽学科のヴォーカル実技の専任講師も任されているそうです。彼女とは私は同い年。同じ年のアーチストが未だに当時から頑張っているって嬉しいですね。

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