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「10分間読書」のススメ

こんにちは、ゆのまると申します。


小学生の頃、朝の会の前に「10分間読書」という時間がありました。

8時20分からの10分間、その間は友達とのおしゃべりをやめ、各自が好きな本を読もう、という取り組みです。

ちなみに私の通っていた小学校では読んだ本を記録する読書カードなるものがあり、年間で100冊読むと全校集会で表彰されるという仕組みがありました。その際にはプラスチックでできた小さな盾ももらえて、それは今でも実家の学習机に大事に飾ってあります。

ということで、小さい頃は今より読書好きだった私。学校で合法的に本が読めるその時間が大好きでした。自宅から持ってきた青い鳥文庫だったり、学級文庫に並んだ「学校の怪談」だったり、これが終わったら次は何を読もうかとワクワクしていていました。

子供たちに少しでも本に触れてほしいという学校側の取り組み、あの頃染みついた習慣は大人になってもしっかり残っているなぁと感じます。今回はそんな「スキマ読書」のお話しです。


大人しかいない我が家では、洗濯物を片付けたり食器を洗ったりといった家事をそれぞれ終えると、その後は完全にフリータイムです。

主に私はリビングのテレビ、夫は寝室のモニターの前に陣取って各自ゲームタイムとなりますが、キリのいいところまで終わったけれど消灯にはまだ少し早い……とぽっかり時間が空くことがあります。

10分足らずの動画一本分、ソシャゲの周回には少し長いくらい。そんなスキマ時間ができると私は、「よし、10分間読書しよう!」とおもむろに本を取り出します。

体のことを考えると、寝る前にバチバチ液晶を見るのはよくないとはわかっています。けれどどうしても捨てきれないゲーム欲。しばし液晶から離れ、アナログの媒体を眺めるささやかな読書時間は、自ら睡眠の質を低下させているという罪悪感をほんの少し軽くしてくれるのです。

ゲームを起動するには短く、しかしぼーっとネットを眺めるには長い。そんな中途半端な時間でも、一度ページをめくれば一気にその世界へダイブ。数節を読み終え、(続きが気になるなぁ)というところでぼちぼち寝る準備に入ります。続きはまた明日、と明るい期待を胸に抱いて。

もちろん読書家の方は、こんなふうに時間を区切って読む必要などないでしょう。しかし私のように、ちょっと時間ができるとすぐスマホを触ってしまうタイプの人間は、そこをぐっとこらえて本に手を伸ばすことで、まぶしいSNSやくだらないまとめサイトを見る時間も少なくなります。

部屋の隅に積読が溜まっていく一方の忙しい方は、ぜひ今夜から「10分間読書」に挑戦してみませんか?

ページを繰る手が止まらなければそのまま夜更かしするもよし、楽しみはあえて後に取っておくもよし。きっと「読書」というハードルが、少し下がるのではないでしょうか。


ところで、私が今読んでいるのはこちらです。

綾辻先生の館シリーズ3作目、『迷路館の殺人』!

先日『水車館の殺人』を読み終わって古本屋に寄ったところ、4番目の「人形館」しかなかったので購入してしまったのですが、後から調べると「迷路館」までは順番に読んだ方が良いとのアドバイスを発見。慌ててネットで購入して読み始めました。

閉ざされた洋館、囚われの美少女に仮面をつけた主人と、美しくも古典的な舞台装置が設定された「水車館」は面白かったのですが、登場人物への感情移入が難しい作品でもありました。

それに比べると「迷路館」は(まだ3分の1ほどしか読んでいませんが)、編集者の宇多山が読者に近い位置にいてくれるおかげでかなりスムーズに読み進められています。まぁ、これから先どうなるか、というところではありますが。


ではでは、今回はこのあたりで。

明日の朝7時からニンテンドーダイレクトが放送されるとのことで、今夜はたぶん早寝になりそうです。30周年を記念したカービィコレクション、ぜひお待ちしています(願望)。

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