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いつの間にか、牛離れ

こんにちは、ゆのまると申します。


夕食の献立を考える、昨日の私。最近ガッツリ系が多かったから肉じゃがにしよう、と決定しました。

普段、肉じゃがには豚肉を使う私ですが、その前日の鍋で豚しゃぶとロースをたんまり食べたため、たまには牛肉にすることに。徒歩2分のスーパーに意気揚々と出掛けていきました。

牛もも薄切りを探して、精肉コーナーへ。しかし、トレーに乗ったお肉達を眺めるうちに、家を出た時の決意がしゅるしゅると萎んでいきます。

……た、高い。

いつも利用しているスーパーなので、値段の相場は大体わかっています。でもそれにしても、やっぱり牛肉って高い……!同じ量で豚肉の倍近くするとなると、半額シールハンターの私としてはどうしても躊躇ってしまうところ。このお値段なのに、炒めると固くなりやすいというのも頭をよぎります。

ということで、しばし逡巡した結果、いつも通り豚肉をカゴに放り込んだのでした。


実家にいた頃、食卓に出てくるのはたいてい牛肉でした(何のお肉か気にせず食べていた可能性もだいぶ高いですが)。誤解を恐れずに言えば、肉じゃがに豚肉を入れるのは邪道だと思ってたほどです。

しかし、自分で食材を選んで作るようになってから、その認識は大きく変わりました。値段的にも、売られている量的にも豚肉がとても使いやすいことに気付いたのです。

なので、我が家のお肉はほとんど豚か鶏。牛肉を買ったのは、ハヤシライスや牛丼を作ったほんの数回の時だけです。

外食に目を向けてみても、二十代前半の頃はメインは必ず牛だったのに、今では前菜やパスタでお腹がいっぱいになり、選ぶのはさっぱり食べられる豚か魚。同棲開始時に家訓の一つに掲げた「月に一度は肉を焼く」も、なんやかんやあって2~3か月に一度となってしまいました。

そして最近は、牛乳の消費を促す声も多く聞こえてきます。

幼少期からヨーグルトを飲んで育ち、大人になってからは何でもかんでも牛乳で割っていた私も、体のことを考えて豆乳にチェンジ。牛乳もすっかりご無沙汰で、気付けば牛さんからずいぶん離れた生活を送るようになってしまいました。


今回の「牛離れ」記事を書くにあたって改めて調べたのですが、牛肉・豚肉・鶏肉とそれぞれ栄養価は異なります。ヘム鉄や亜鉛が多い牛、ビタミンB群が豊富な豚、ビタミンAを多く含み消化吸収が良い鶏、といった具合に。どれか一つを食べればいいわけではなく、その時々の体の調子によっても必要なものは変わってきます。

普段の食卓を支えてくれるのは豚肉ですが、ストレスと疲れが溜まった体を癒してくれるのはやはり牛。当たり前にあると思っていた牛肉は、いつしか「ごちそう」「ここぞという時の回復薬」になっていたのでした。

でも、それでいい。たまに食べるからこそ美味しいし、また頑張ろうと思えるんです。

今週末のクリスマスディナーは、神戸牛のお店に予約をしました。ステーキではなく、ハンバーグのコースですけどね。今年も一年お疲れ様、の意味を込めてじっくり堪能してこようと思います。

ジビエは苦手だけれど、牛も豚も鶏も、それぞれいいところがあります。お腹とお財布と相談しつつ、どれも美味しくいただける食生活を心掛けていきたいものですね。


(でも、サシの入った霜降り肉はいつでもたべたい)


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