見出し画像

図書館ってすごい

こんにちは、ゆのまると申します。

今日はバレンタインデー。朝から、Twitterの各公式アカウントから美味しそう&かわいいバレンタイン画像がたくさん流れてきます。

今年はなんとあのメリーのポケモンチョコを買えた(!)のですが……さて、いつ夫に渡しましょうかね。なんだかタイミングに迷ってしまいます。


この間の日曜日、夫とお散歩がてら最寄りの図書館に行ってきました。

今の家に住み始めてもう4年。件の図書館も、電車に乗るといつも線路沿いに見えるので気になってはいたのですが、なかなか足が向かず……。

それでも、春のような陽気となればさすがの私でも「お出かけしようか」という気持ちになれましたし、何より、先日読んだ斎藤環先生の本がもっと読みたかったのです。

お昼前に起きて、通り道にあったオシャレなお粥屋さん(カユデロワ)で腹ごしらえ。片道1kmほどの道を、さくさく歩きます。


図書館に着いてみるとそこは、決して大きくはないものの新しく、何より館内の明るさが好印象でした。

私の住んでいる区には、図書室をはじめいくつかの図書館があります。

その一つに以前行ったことがあるのですが、図書館全体が暗い印象で、コロナ禍真っ只中だったのもあり施設利用には予約が必須なところが多かったのです。本のために紫外線はよくないとはいいますが、なんだか息が詰まってしまいそうでした。

それに比べるとほどよい開放感があり、休日で人は多いものの静か。自宅から歩いて行ける距離なのも◎、という感じでしたね。

早速検索機で斎藤先生の著書を調べ、該当の箇所へ。そこで私は、忘れかけていた図書館の利点を思い出しました。

図書館といえば、分類(ジャンル)ごとに本が並べられていますよね。

斎藤先生はひきこもりの研究をされているので、並べられているのは「親子・家族」のコーナー。そうすると、いま私が強い関心を持っている「家族のあり方」について、多様な視点からの本を探すことができるわけです。

ネット書店で調べても、キーワードに関連した本はずらっと出てきます。でも開架では、”毒親育ちに寄り添う本”と、”「毒親」と呼ぶなんてとんでもない”、という本が隣同士に並んでいる。これは非常に興味深いですし、多角的なものの見方をするのに役立ちますよね。

また、昔は図書館で本を借りるといえば、司書さんに一冊ずつバーコードを読み取ってもらったものですが、今は利用者カードをかざして台の上に本を置くだけ。ユニクロのセルフレジさながら簡単に貸し出しも完了して、技術の進歩に驚いてしまいました。


そして今回借りてきた本がこちら。

タイトルに驚いた『貧困専業主婦』から読んでいるのですが、これが大変に面白い。

「専業主婦」と聞くと経済的に働く必要がなく、小綺麗な家に住んで家事に育児、趣味とゆとりのある生活を送っている――。そんな印象を抱きがちです。

ところが実際に調査してみると、「貧困なのに専業主婦」というジレンマを抱えた人々の存在が浮かび上がります。自身や家族の病気、介護などにより「やむを得ず働けない」人々がいる一方で、家計が苦しくても「専業主婦を選ぶ」そんな人もいる。

その背景には、「育児は保育園任せでなく自分で行わねばならない」というこだわりだったり、「働いて多くの収入を得るよりも家族に献身を捧げる方が幸せ」などの幸福感、そして高学歴だからこそ育児終了後の再就職が難しいといった構造上の問題があるようです。統計をもとに突きつけられるこれらの事実には、なかなか向き合うのがしんどいものも多いですね……。

まだ読みかけですが、先日私が悩んでいた「130万円の壁」の解説もあるようで、そこは特にじっくり読まないと!


文庫ならまだしも、最近私の中でブームが来ている新書や単行本は、中古であってもなかなか費用がかさみます。

やっと暖かくなってきたことですし、せっかく良い施設があるのだからこれからは積極的に図書館も利用したいなと思う私なのでした。おしまい。

いつもご覧くださり、ありがとうございます。 そしてはじめましての方。ようこそいらっしゃいました! いただいたサポートは、夕食のおかずをちょっぴり豪華にするのに使いたいと思います。 よかったら、またお立ち寄りくださいね。