【ポケスナ】その写真で、何を伝えたいのか
こんにちは、ゆのまると申します。
なんだかシリアスなタイトルですが、今日も『New ポケモンスナップ』のお話です。
「ネオワン号」に乗っていろいろなコースを巡り、たくさんのポケモン達を調査・撮影する『ポケモンスナップ』。
今作では、撮った写真を博士に見せて評価してもらったあとに、好きな写真を選んでアルバムを作ることができます。その際、「エクストラ撮影」といって、撮った写真を上下左右動かしたり、ぼかしを入れたりといった加工ができる神仕様となっています。
(位置がずれたり、ズームが惜しかった時も簡単に修正が可能)
オンライン上にアップしたり、Twitterに投稿したりするだけですが、それでもなるべく見映えよくしたいもの。引いてみたりアップにしてみたり、ちまちま画面をいじっていたのですが、餅は餅屋ということで、本業で写真撮影・加工もする夫に聞いてみました。
ゆ「ねーこれさー、どうしたらかっこよくなるかな」
すると夫、「写真に正解はないんだけど」と前置きしたうえでこう答えました。「どんなストーリーにしたいかなんだよね」。
被写体の表情を見せたいのか、背景はどれくらい入れるのか、複数のキャラクターが登場するなら、どんな関係性を描きたいのか。その写真でもって、何を伝えたいのか、あるいは見た人にどんなストーリーを想起させたいのか。撮影者の意図によって、フォーカスする点は異なってくるということです。そしてまた、撮影者の経験値といいますか、どんなものを美しいと感じてきたかの積み重ねでも、その切り取り方は人それぞれ。
これは、森の奥深くにひっそりと暮らすミロカロスを撮影したものです。
ミロカロスの美しさはもちろん、彼(彼女)がいる森と湖も描きたかったため、やや引き気味で、迫力ある巨木も入るようにズームを調整しました。
(というかこのゲーム、背景の作り込みもすごいんですよね。ポケモン抜きにして壁紙になりそうなくらい。カメラ素人でもこれだけの写真が撮れちゃいます)
当初この話を聞いた時には、「そっかぁ、難しいんだな」くらいにしか思いませんでした。しかし、ゲームの中のレベルが上がるうちに、「どんなストーリーにしたいか」という、その言葉に込められた他の意味もわかるような気がしてきました。
撮影コースのレベルが上がると、登場ポケモンが増えるだけでなく、ポケモン同士の営みが見られるようになります。
例えば海上のコースでは、
ゼニガメを追うサメハダーが
ラプラスに怒られ……
そのゼニガメをラプラスが乗せてあげる。と、こんなストーリーが展開しています。他にもケイコウオがキャモメに捕食されていたり、カイリキーとサメハダーが泳ぎの競争をしていたり。
もちろん、衝撃の瞬間を切り取った1枚を何かの賞に応募するとかではないので、4コマ的にこうして並べるのもアリです。実際、Twitterにはそうした写真もたくさんありますし。
ただ、もし1枚選ぶとしたら。
そこにどれだけの情報を詰め込み、また削ることができるのか。必要なものと、いらないもの。その取捨選択をするという意味で、撮影者の力量が問われるなと思いました。
これはあくまでゲームの話なので、本物のカメラとなると、話はもっと複雑になるのは違いありません。写真を撮る方からしたら、「素人が、わかったようなこと言っちゃって」と思われると思います。
でもこれまで、綺麗な空とごはんの写真しか撮ってこなかった私ですが、動く被写体の撮影に触れてみて、撮影って、加工って、こんなにも奥深いんだなと改めて思いました。
……とまぁ、なんだか難しそうな話をしてみましたが、撮影者の意図も撮りたい構図も、大好きな子の前ではどこかに行ってしまうというか。
「ムックルかわいい!こっち向いて!!」
「ファンサしてファンサ!!!」
どうも、完全に気持ち悪いオタクです。隣から「よかったね~」という生温かい視線を感じます。深く考えすぎてドツボにはまらないように、そこそこ頭空っぽにして楽しみたいと思います。ポケスナたのしいよポケスナ。
さーて、レベリングがんばるぞいっと。
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