個人塾:発展的回帰への経営戦略原論(4)
大企業ではない場合は
「差別化戦略」×「集中戦略」を軸にするべき
今回は番外編から。
ブルー・オーシャン戦略
マイケル・ポーターの競争戦略は
事業が成功するためには
低価格戦略か
差別化(高付加価値)戦略
のいずれかを選択する必要があると主張。
両立はないとする立場だったが、
珍しくアメリカ生まれではない
戦略フレームワークが
フランスから生まれている。
それがブルー・オーシャン戦略。
ブルー・オーシャン戦略では
『減らす』『取り除く』ことによる
低コスト化と
『増やす』『付け加える』ことによる
顧客にとっての高付加価値化は
両立できると主張。
一世を風靡した。
血みどろの競争が展開するレッド・オーシャンに
別れを告げ、
競争がなく新規需要に満ちた、
高成長と高収益に繋がる市場、
ブルー・オーシャンをいかに創造するのか
↓ ↓ ↓
競合がひしめくレッド・オーシャンから、
ブルー・オーシャンへ移行する方法を書いたのが
↓ ↓ ↓
ここからはフランチャイズの考察をゆるゆると。
教育業界としてのフランチャイズ的展開で
有名なところで盤石なところは
公文教室さん
学研教室さんです。
塾業界ではなくお稽古ごと業界というのが
一柳の見解ですが(笑)
それは置いておいて。
素人のおばさんでもだれでも(悪意はない)
資本があまりなくても
小さな場所でも
標準化されたシステムと教材で
運営が可能。
全国CMもバンバンしてますので、
知らない人がいないというレベルの
看板・ブランドを有しています。
これはすごい。
教育の中身ではなく、
ビジネスシステムが(笑)
公文さんなんかは、
教材が標準化レベルの極致ですので
世界で流行っていますね。
教材の質の優劣ではなく、標準化のレベルが
世界で通用しているわけです。
これは本当にすごいことです。
今後、
教育業界で世界レベルのフランチャイズは
なかなか生まれないと思います。
日本語の壁があるのでね。
公文さんの分析で売れている本はこちら。
ちなみに幻冬舎社長の見城徹さんが
自身初の企画で38万部売った本が
こちらなんですね ↓ ↓ ↓
せっかくなので、
見城さんが考える『ヒットの4条件」を。
①オリジナリティー
②明解
③極端
④癒着
だそうです。
公文さんの本は、
教室に通っている生徒さんの親御様が
購入するだろうという癒着が
ヒットの要因と見城さんは分析していました(笑)
スピードをもってビジネス展開をするための起爆装置
それが、フランチャイズ。
スピード展開が本質なので、
そのためにクオリティは最高品質ではない。
それこそ誰でもできるように調整される。
市場に受け入れられる「ある程度のもの」になる。
展開・拡大のスピードが犠牲となるような質は排除。
教育業界とは相容れない発想でもある。
「まあまあのもの」なんて提供されてもね。。。
塾がない場所ではありがたられるかもしれないけど。
フランチャイザー側(いわゆる本部)のメリット
これをわざとえげつなく書くと以下のような感じ。
自分の資本で時間・人・労力をかけて展開するよりも
①他人の資本で
多店舗展開を広域的にスピードを持ってできる
②加盟金とロイヤリティでの安定収入
③どこかの店舗が不採算でも痛くない
④現場のオペレーションのアウトソーシング
採用、集客などなども責任を持たずに丸投げできる
言い過ぎか(笑)
本来なら、成功事例の共有でノウハウが磨かれ、
競争優位になるコア・コンピタンスが磨かれる面も
あるはずですが、
そこまでのフランチャイズは見たことがないですね。
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一柳まで。
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