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ピラミッド?フラット?組織のメリットとデメリット

こんばんは。白石です。*days84

今日は組織階層についてです。創業から長年が経過し、ある程度の従業員規模の企業であれば組織階層があると思います。

今回は2種類の組織を説明していきます。

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・ピラミッド型

組織内の報告・連絡は階層の段階を経て、上司と部下という関係で行われます。

ピラミッド型は組織の階層がはっきりと分かれており、上司と部下の関係がない他部署や同じ部署でも段階が遠い上役の人とは距離を感じる組織体です。明確な仕事の順序と役割定義がされている一方、スピード感のある行動や柔軟な対応ができない可能性があります。アイデアの実現や問題解決のスピード力が遅くなる一方で、組織を率いるトップ次第では段階に応じての能力開発が進み、一体感を感じることもできます。部下は自分が責任をもって「管理」し面倒をみる存在です。部下の仕事内容や量、そして成果まで自分が管理することで、上司は部下の安定と成長をサポートします。 ピラミッド型組織では上に力が集まる一方で、上の人間は下の人間を育成、管理し、守ることで組織全体が長期的に成長していく構造になっているので、うまく機能するためには上役の役目が非常に重要ですし、ここが機能しないと崩れ落ちる可能性があるのも理解しておかないといけません。

Tesla 社 CEO のイーロン・マスク氏は、社内のメールで、ピラミッド型組織を否定しています。これは組織内のコミュニケーションスピードを速めること、課題解決のスピードを高めるためだと名言しています。これはその通りですが、一方で自ら動き高い成果を発揮できない人達は存在する必要がないという厳しい評価を与えられるということも同時にあるということを肝に銘じる必要があります。

・フラット型

個人がそれぞれの責任を持ち自立しており、階層の段階があまりない組織のことです。

問題解決のスピードがあり、個人の能力やスキルが高く評価される傾向がある一方で、未熟な人材の育成が難しいという面があります。

役職にかかわらず、問題解決や有効な意思決定ができる人が評価され、肩書ではなくビジネスを遂行するための知識やスキルの有無が優先され、実力を認められればその実力と釣り合う役職までいち早く昇進することができる可能性があります。細かなタスクのために上司を挟むことは非生産性につながります。また自身のタスクは自身が管理することで独立し、責任を持つという考えの傾向にあります。 一人ひとりが独立した社会人である限り、仕事の管理はすべて自分にあり、それが管理できないのであれば、ビジネスパーソンとしてのスキルが足りていないとの評価が与えられます。


どちらか一方が絶対に良いということはなく、組織の目的やあり方に応じてあるべき組織は変わってきます。自分がどういう組織を快適に感じるのか、成果を出せると感じるのかを考えそこに所属する、もしくは自分で作っていく姿勢が大切です。私はもちろんフラット型が好みですが、所属しているのはピラミッド型です。(笑)

私の考えは、95%の企業は階層をなるべく少なくすることが良いと思っています。将来性などを考えて階層を作ることをしてしまいがちですが、伝言ゲームがうまくいかないのと一緒で、階層ができればできるほど経営者の意志は現場に反映されにくくなるでしょう。

皆さんは、いかがでしょうか?

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