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見学者対応について

こんにちは。白石です。私のアカウントに興味を持った方は遠慮なくフォローとスキ、そしてコメントをお願いします。コメントは全て返信します。

私は職業及び立場上、様々なクラブの視察又は見学を行います。この対応の差によって間違いなくクラブの質、レベル、集客状況に差が生まれます。

まずは以下の質問に答えてください。
・クラブ内で見学者1名に対するLTV(顧客生涯価値)を共有してますか?
・見学分析をしてますか?
・見学予約ができるシステムを導入してますか?
・予約者又は突発見学者に対して誰が接客するか?クラブ内で決まってますか?
・案内したスタッフにフィードバックをしてますか?

上記で「いいえ」となった項目あるようであれば最低限のことができていないと認識ください。もう一度言います。最低限のことです。
一般的な総合型クラブの見学者は20名/月ぐらいでしょうか?!単純計算で年間240名です。平均入会率50%の場合は120名、それを80%にできれば192名となり、+72名です。それに質問1の価値を掛ければ?
各クラブで入会率に差はあると思いますが、少なくとも上記の質問で「いいえ」の項目があるクラブはもっと重点的に取り組めば入会率10%以上は増加する余地があると思います。私であればできます。

逆に全て「はい」となった場合は最初のハードルは超えられていると思います。

今日は最初のステップであるヒアリングについてです。
見学者は何らかしらの理由や興味、問題解決をしたい想いを持って来館します。その理由や興味、問題を知ることが大切です。それを「本当の理由」と言います。「本当の理由」を明確に持っていない方も中にはいらっしゃいます。

案内者は見学者の「本当の理由」を雰囲気を見ながら見つけていきましょう。それを表したのが下記の図です。

上記にあるようにセンターピンを倒せばストライク(入会)の確率は跳ね上がります。ボーリングをやったことがある方は分かると思いますが、逆にセンターピンに当たらなければストライクはほぼ取れません。この観点は非常に重要です。

それでは、どう?探るか?の簡単なトレーニングです。

2人1組になって、片方の人が下記の図から購入したい果物を1つ選んで頭にイメージします。*途中で変更してはいけません。

もう1人の方は質問は5個まででイメージした果物を当てるゲームです。

自分であればどんな?質問をしますか?考えてみてください。





悩む方へポイントはつながる質問です!

普段何気なく、接客している中にテクニックを入れていくのです。皆様、勘違いしないでくださいね。これは悪徳商法でも何でもありませんし、押し売りでもございません。セールスです。皆様もフィットネスクラブに価値を感じて入会していただきたいと思ってますよね?!自分のクラブに誇りを持ってますよね?!そうであれば、悪徳商法でも押し売りでもないです。その人の人生を豊かにしようとしているだけです。ご安心ください。

話を戻して、質問のポイントです。つながる質問の具体例です。

こういったことを考えながら、見学者が日常もしくはフィットネスクラブで解決したい「本当の理由(問題)」を探るのです。

このレクレーショントレーニングを終えたら、今度は応用編です。

下記の図のくだものを質問をして、お客様に合ったものをセールスしてみてください。何が合ったものかは最初は分かりません。

クラブがアピールしたいこと、クラブで何ができるかは重要ではありません。マシンが何台、プールが5レーン、スタジオが2面などはどうでも良いのです。ポイントは見学者がクラブに来た「本当の理由」を知り、それの解決策を提案することが大切です。

ここまでいかがでしょうか?経営又は店舗サービス業を営むには、マーケティングとセールス能力は必須です。この内容は新人見学案内者にする内容です。まだまだステップはたくさんあります。基本的なマーケティング及びセールスが理解できれば様々な商品を売ることが可能です。パーソナルトレーナーやスタジオインストラクターなども応用できますので参考に。

最後にピーター・ドラッカーの名言を!

実のところ、販売とマーケティングは逆である。同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない。もちろん何らかの販売は必要である。だが、マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
P.F.ドラッカー. [英和対訳] 決定版 ドラッカー名言集 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.278). Kindle 版

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