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彼氏に「ドキドキしなくなった」と言われた話

こんにちは。夕霧です。

先週、彼氏に1か月強振りに会ってきました。
私には2年数か月付き合っている恋人がいて、1年半ほど遠距離恋愛を続けています。月1で交互にお互いのところへ行くようにしており、今回は私が彼の元へ会いに行きました。

しかし、先週会った時、いつもと少し様子が違うな、と思いました。一緒に出掛けていても、「私といて楽しいのかな?」という表情をしていたり、なんだか口数が少なかったり。
私としては、折角会えるし、会うのをめちゃくちゃ楽しみにしていたので、できるだけ明るく話しかけたり、楽しい時間になるようにしていたつもりでした。

……でも、デートの終わり際、カフェでお茶しているときに、「これは相談なんだけど、」と前置きをして、彼が少し深刻そうな顔をして話し出しました。

「このまま行くと、友達とか家族みたいになりそうで怖い」
「手つないでもドキドキしなくなってきたし、夕霧ちゃんがいるのが当たり前みたいになって……」

……薄々、様子がおかしいな、とは思っていましたが、こんなことを言われるとは夢にも思っていませんでした。女の勘ってやつは、当たってほしくない時ほどよく当たりますね。
私は涙が溢れてきそうになるのをぐっとこらえて、なんとか返答しました。

「恋が愛に変わった、ってことじゃないのかな?」

私は手つないでもまだドキドキするし、彼の横顔や小さな仕草にドキッとしたり、きゅんとしたりもする。2年付き合ってるけど遠距離期間の方が長いので、デートもマンネリは正直否めないけど、なんだかんだ毎回すごく楽しい。
確かに、付き合いたての頃よりはドキドキは少なくなったけど、その分落ち着けたり安心感があるので、「恋」としての刺激より「愛」としての安らぎが増えたのだろうな、と思っていました。

でも、「友達みたいになりそう」というのは、今そうなってるわけではないけど、そうなりそうな前兆を感じた、と彼は言いました。ってことは、もう片足突っ込んでますよね。彼の中では。

これが倦怠期ってやつなんでしょうか。初彼で恋愛初心者の私には、まだ見たことのない領域で、不安もあります。正直、彼にそう言われたときはショックだったと同時に、悔しくなりました。
昨日も今日も、そう思いながらデートしてたのかな、と思うと、本当に泣きそうになりました。

彼に会うために体中のケアやら洋服やらなんやら考えて、ウキウキワクワクしていた自分が馬鹿みたい。夜、彼が寝た後におでこにキスして「おやすみ」を言ったことも、朝私の方が早く目が覚めて、穏やかな寝顔を愛おしく思ったことも、彼は知らないし、全部馬鹿みたいだったな、って。
彼に会えて浮かれていたのは、私だけだったのかな。

彼は、「夕霧ちゃんのことは大好きだし、十分魅力的だと思ってる。でも、このままいくと友達みたいなノリになりそうだから、対策は講じないといけないとも思っている」といったことを言いました。
私は、彼を男友達みたいというよりは、恋人として、一緒にいると落ち着くとか、安心するとか、居心地が良いという風に思っていたので、それも少し悔しいところでした。

「十分魅力的」と彼は言ってくれましたが、私は自分に自信が無いので、恋人としての魅力がきっと足りていないのだ、と思います。彼にそっぽ向かれないように努力しているつもりではありましたが、どうやらその努力も足りなかったようです。

あと、恋人関係に対する認識にも、私と彼で違いがあるのだろうな、と思いました。
私は彼が初めての恋人で、私の高校時代の友人たちの破局話や恋愛相談の中で、「恋人がいること、上手くいくことを当たり前だと思ってはいけない」「絶対的な安心や安定などない」ということを悟っていました。

いつ彼が私の元から離れていくかもわからないし、いつ別れるかなんてわからない。だからこそ、今を当たり前と思わず、彼を大切にしてきたつもりでした。
……それも、伝わっていなかったのかな。

彼にとって、私がそばにいることは当たり前になりつつあるようです。私は今の毎日が奇跡の連続のように感じていますが、もしかして、彼にとってはそうでもないのでしょうか。

彼にそう思わせてしまっているのは、私にも原因があると思います。長く付き合っているとこういうこともあるとは思いますが、それでも悔しすぎる。

でも、一緒にいてずっとドキドキできる関係性を保つのはかなり難しいんじゃないかな、と思っています。時間が経つほどお互いのことを知るわけだし、常にドキドキしたいというよりは安心や落ち着きも大事だと私は思っています。恋人なんだから恋愛的なドキドキも欲しい、新鮮さが欲しい、というのもめちゃくちゃわかりますが。

彼には「あんまり気にしないで」って言われましたが、無理です。気にするに決まってんだろ。
私も彼も、お互いに長く一緒にいたいという気持ちは同じなので、どうにか対策していかなくてはなりませんね……

彼は、「彼女は自分の元から離れていかないだろう」と思っているから「一緒にいるのが当たり前だ」と感じてしまっているのかもしれません。
しかし、私は「いつどこの誰に彼が取られるかわからない」「愛想を尽かして私の元からいなくなってしまうかもしれない」と常に危惧している(これはこれできついけど)ので、どれだけ安心させてもらっていても、どこかに不安はあるものです。

彼は「遠距離だから余計にそう感じてしまってるんだと思う」と言っていましたが、私としては逆じゃね……?と思ってしまいました。
遠距離だからこそ、会える貴重な時間をより大切にできるし、『一緒にいられることの有難み』がわかると思っていたのですが……

家族みたいになるのもまだ嫌だし、友達みたいになるのも嫌。今私がそう感じていなくても、彼にそう感じさせてしまっているのなら、私が変わらなくてはなりません。

自分磨きは継続しつつ、彼と二人で楽しめる新しい趣味を始めようか、ということで今回の話はひとまずまとめてきました。
頑張って泣かないようにしていましたが、別れ際にやっぱり泣いてしまいました。彼ともう少し一緒にいたかったな、という涙と、改札前での「夕霧ちゃんのこと大好きだよ」という彼の言葉への涙。

……つくづくずるい人です。
でも、今回ばかりはその言葉もあまり素直に受け取れなかった。ごめんね。

いつものように新幹線の中で号泣しながら寝落ちして、起きた頃には着いていました。
今回も会えて楽しかったし幸せだったけど、そう思ってるのは私だけかもしれない……なんて考えたら涙が止まらなくなって、今も泣きながらこのnoteを書いています。

noteのネタにしないとやっていられないくらい、正直悲しかったしショックでした。私には相談できるくらい親しい友達もいないので、こうやってnoteに書いて自分の気を落ち着かせ、思考を整理しています。
今まで大きな喧嘩もなく上手くやってきたと思っていたので、余計にショックだったのかも。

世の中のカップルはどうやって倦怠期を乗り越えているんでしょうか。特に遠距離で倦怠期を乗り越えた有識者の方、どうか教えていただけますと幸いです。

彼のことは大好きだしこれからも一緒にいたいと思うからこそ、私も変わっていかなくちゃ。それと、もっと魅力的になって彼にこんな話をしたことを後悔させてやる、というくらいの意気で生きていきたいものです。

基本強気で生きてるので、彼には言ってないことや彼の知らない私の秘密なんて山ほどあります。彼は「お互いに知らないこと、殆どないじゃん」と言っていましたが、互いを知りすぎるのも良くないなら、もう少しミステリアスな女になろうかな。流石に悔しすぎるし彼に全力で追わせるレベルの魅力を次会う時までに磨きたいと思います。

彼にこんな話をさせてしまったことは率直に申し訳ないし、私の力不足。でも、私だって彼がいないと生きていけないわけじゃない。一人でも楽しく生きていけるけど、大好きな人が隣にいたらもっと楽しいだろうな、という人生を歩みたいんです。

人生は恋愛がすべてじゃないし、私一人だって楽しく生きられるんだ。私が常日頃からそう思っていることを、彼はきっと知りません。
実は結構ポジティブ思考もできるし、貴方がいなくても毎日は充実している。それをどこかで彼に教えてあげることにします。

それでも泥に嵌りかけている今を変える努力をしつつ、もっと強く生きられるように頑張ります。泣いてる場合じゃないです。私はそんなにか弱い女ではない筈。マジで悔しいので『見返してやる』くらいの気持ちで、彼が羨ましがるくらい充実した人生を歩んで魅力たっぷりな大人の女性になってやります。

倦怠期を上手く乗り越えるコツとかあったら教えて下さい。
それではまた。

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