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彼氏にちょっとモヤッた話

こんにちは。夕霧です。

私には付き合って2年の遠距離の同い年彼氏がいます。noteでも度々彼についてのことを書いてきたんですが、今回はそんな彼にちょっとだけモヤモヤした話を書きたいと思います。

では、率直にその内容を書きましょう。私が彼にモヤッとしたこと。それは「彼の好みのタイプが私とかけ離れている」ということです。

前提として、私の彼氏は自他ともに認めるイケメンです。国宝級イケメン俳優に似てると言われたり、知らない女の子から電車でラブレターをもらったり、文化祭で他校の女子から写真を求められたりするくらいには。

かと言って性格に難があるわけでもなく、めちゃめちゃ優しいし、頭も良くて運動もできるし、ギャグ線も高いし甘え上手甘やかし上手、私のことが大好きで超一途な、周りから本当に羨ましがられるほどの完璧彼氏なのです。

だから、そんな彼がなぜ私のようなパッとしない女と付き合ってくれているのかが、今でも不思議なんです。

彼の隣に立っても恥ずかしくないように、自分磨きには力を入れているつもりです。そんな私を見て、彼は会う度に「かわいいね」と言って愛でてくれるので自己肯定感は爆上がりしています。イケメンに「かわいい」と言って貰える世界線にいることが奇跡なんだよなあ。

ただ、この前、いつものように電話している時のこと。彼が、友人に「見た目だけで恋人を選ぶと上手くいかない」という説を唱えた話をしてくれました。

その内容は、見た目だけ見てタイプな人と付き合ったとしても、それ以上にタイプな人が現れたらそっちに行ってしまい、長くは関係が続かないだろう。だから、誰かと付き合う時には、中身までよく知ってから覚悟を持って付き合うべき。というものでした。

確かにそうだな、と思いました。が、私たちは諸事情あって、お友達期間ほぼなしで付き合ったんですよね。それ、ホンマに中身まで見れてんのか?と少し思いましたが、上手くいってるからまあいいか。

問題はそこではなくて、その後の会話です。
そこから、彼が最近気づいた「見た目の好み」の話になりました。彼女の私としては、彼の好みのタイプに少しでも近づきたいわけなので、興味本位で聞いてみたんです。
あわよくば、「夕霧ちゃんみたいな子がタイプだよ♡」くらいには言ってくれないかな〜、なんてアホな期待をしていました。

彼は、「単に見た目だけの好みの話」と前置きをしながら、教えてくれました。それは、
①ボブヘアー
②健康的な肉付き(ちょっとムッチリ)
③言ったら怒られちゃうかもな〜……

の3つ。

③は後述するのでとりあえず置いておいて。これを聞いた時、「まあそうだよな」と思いつつ、普通にショックでした。
だって、全部私と正反対なんだもん

確かに彼と付き合ったときはショートボブくらいだったんですが、今はロングヘアーの私。髪型は切れば変えられるから別にいいんですけど、もっとモヤッとしたのは②。

私は子どもの頃から痩せ型で、今もかなり痩せているほうです。小中学生までは保健室の先生に心配されるくらいガリッガリだったんですが、今は少し体重も増えてきて、パッと見ではそこまで不健康そうではない程度になることができました。

それでもずっと太りたいと思っていて、自分の目指す健康体に近づくために、太る努力をしてきました。だけど、昔からの体質と骨格、遺伝などによって、いくら食べても寝ても全く太らない。
人には羨ましがられることもありますが、こちらとしては深刻な悩みなのです。
BMIは常に18.5を切っていて「低体重」。そんな自分が嫌で嫌で、「なぜ太れないんだろう」と泣きながら眠りにつくこともしばしばあります。

彼もかなり痩せ型なんですが、彼から「もうちょっとお肉つけたら?」と言われることもあります。そんなん自分が一番わかってんねん。簡単に太れるならとっくに太ってんのよ。あんたも一緒に太ったほうがええよ。

最近は「仕方ない」と割り切って、好きなだけ食べても太らない、便利でラッキーな体質だと思えるようになってきた……はずでした。
だけど、コンプレックスはどうしても拭えない。足の細さは今くらいで大丈夫(どうせ出さないし)、でも、上半身があまりにも貧相で、女性らしさが皆無なんです。これ、③に繋がってくるんですよね。

彼が3つ目の「見た目的好み」を言おうとした時、「いや〜……これ言ったら怒られちゃうかも」と渋ったので、これまでの会話の流れ、彼の傾向から、私は全てを察しました。

「私が持ってないものを持ってる子が好きなんでしょう?」

私がそう言うと、「いや、何事も程々が一番だと思うよ?うん、そうだよ」とちょっとだけ焦った様子。これは図星だな、そう思った私は、それ以上何も言いませんでした。

彼、男の子なので、胸が豊かな方が好きなんですよね。でも、私はそれを持っていない。本当にまな板レベルでコンプレックスなんです。

母、父方祖母、叔母・伯母、妹、従姉妹も、みんなぺたんこなんです。完全に遺伝ですね。
昔からなのでもう気にするとかいうレベルを超えて、最近は自分に合うかわいい下着を見つけて、愛おしいとすら思えるように暗示をかけてきました。

でも、これもコンプレックスだから拭いきることなんでできません。頑張って食生活や生活習慣を変えてみたり、筋トレをしたり、プロテインを摂取してみたり。痩せ型、骨格ナチュラルでも胸にボリュームを出せないかを色々試してみましたが、ほとんど変わらず。

そんな私でも、彼は「努力してるのも素敵だけど、そのままの夕霧ちゃんも素敵だよ」と言ってくれていました。だけど、本能には抗えないみたいですね。

一緒に街を歩いている時、際どい格好をしたナイスバディな女性がいると、つい目を引かれてしまうようで。
「今の人見た?」と、必ずと言っていいほど、私に言ってきます。いやー、わかるけど。私も見てしまうけどね?

でも、いちいち私に言わんでもええのよ。彼曰く、「目のやり場に困る」「つい見てしまうことに罪悪感がある」とのことで、私に悪いと思って言ってるのかはわかりませんが、正直言わんでええのよ。

私のありのままを愛してくれてるのは十分に伝わっているのですが、どうしても気にするし、他の人と比べられたらもう手の施しようがない。だって、私はこのままなのだから。

豊かな方が好きなのは結構。でも、私にそれを求められても無いものは無いし、更に気にしてしまうんですよね。せめて、私の知らないところでお願いしたい……
ってか、何故正反対の私と2年も付き合えてんだ。ますます謎です。まあええけど。


また、彼はInstagramやTwitter、TikTok等でタイプの(顔も可愛い、肉付きのよいファビュラスな) 女の子を見ると、明らかに表情を変えて喜びます。それはしょうがないんだけど、私としては自分が到底なれる体型でも顔でもないし、自分より圧倒的に可愛い。でも、アイドルでも芸能人でもない一般人の子に対して「可愛い」と言われると、「あー……まあそうよな……」と少しだけ残念な気持ちになります。

私だって、街中やSNSでかっこいい一般人の男の子を見かけると「うわ、かっこよ!」って思ったりもします。でも、それを彼に言ったことはありません。
自分が横にいるのに、全く自分と系統の違う異性を見て喜んでたら、私だったら良い思いはしないから。

これまでもしばしばそういう事があって、勝手ながらに傷ついていました。なので、自分の精神状態を守るためにも、「面倒なこと言ってるな」という自覚をしながらも、私は彼にお願いをしました。

「私といる時だけでいいから、他の一般人の子を可愛いって言わないでほしい。嫉妬してしまうし、少なくともいい思いはしないから」

可愛い子やタイプの子を見て、「素敵だな、可愛いな」と思うのは普通。私だってそう思うことはあるし、可愛い子も大好き。でも、彼女としては普通にショックだし、到底敵わないような子達に嫉妬だってしてしまう。面倒な女でごめん。でも、できればでいいから、やめてほしい。

そう、少し茶化した口調でお願いしました。彼は、「でも、夕霧ちゃんも電車とかでかっこいい人見かけて、『かっこいいな』と思ったりしない?」そんなふうに言いました。

あるけど、私、それを彼に直接言ったことないし。そもそも、「好きな見た目のタイプ」が特にないんですよね。強いて言えばイケメンがタイプ。ってか、私のタイプは彼なんです。だからこそ、何だか寂しいような気持ちになるんでしょうか。

そんな風なことを答えると、彼は「わかった、気をつけるよ」と言ってくれました。このお願いをしながらめちゃくちゃ泣いていたんですが、電話越しだったのでまだ助かりました。

翌日の朝、彼から来たLINEには「昨日はごめん。言い過ぎた」という旨のメッセージがありました。謝ってくれたし自分も面倒なことを言ってしまったな……と思っていたので、お互い様ということにしてこの話は終わりました。

でも、私は正直めちゃくちゃ気にしたし、電話を切った後大号泣しながら眠りに落ちたので、今もちょっとだけモヤリティがあります。笑

だけど、彼のために努力をしたいと思う反面、今の自分も愛せるようになってきてるから、できる範囲から変えていけたらな〜と思っています。
髪はしばらくロングがいいし、すぐには太れないからとりあえずこのままで行くし、バストアップだってすぐには効果が出ないので根気が必要だし。

「彼ウケ」だけじゃなくて「自分ウケ」も大事にしないと、しんどくなるだけです。まずは自分のことを愛さなくちゃ、人生楽しくないじゃないですか。
でも、何だか悔しいから太る努力は変わらず続けるしバストアップも頑張る。でも、現状の自分は自分で、彼にもっと愛してもらえるようになりたい。

いつか、「見た目のタイプは君だよ」と言わせてやります。この話をしたことを後悔させてやる。まだ遠距離なので、頑張って体重増やしてお肉をつけて、次会った時に「ほれ!これがお好みなんだろう?」と言ってやろうと思います。

くそ〜、バストアップも頑張って、太ってやる。ボブには絶対しないけど。笑
彼のことは大好きだし、彼も2年経ってもずっと「大好き」「可愛いよ」ってたくさん言ってくれるので、今回は良しとしましょう。

では、今日はこの辺で。

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