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あれから1年の話

2019年7月8日。妻の頑張りが実を結び、元気な女の子が産まれてくれました。

その日は真夜中に破水があり急いで病院へ行き即入院。私は明け方に一旦帰宅し、諸々の準備をしてから再度病院へ。その頃には既に陣痛が始まっており、痛みに苦しむ妻の腰をさすりながら、ひたすら無事に産まれてくれることを祈っていました。
立ち合い出産を希望していたので、一緒に分娩室に入り、産道を必死で通っている娘の心音とそれに合わせて必死で頑張る妻を前に、側にいるしか出来ないことをもどかしく思いながらも、必死で腰をさすっていました。

産まれた娘を抱いた時、やっと出会えたことが嬉しく、泣きながら妻と娘に何度も「ありがとう」と言っていました。

産まれてからは怒涛の日々でした。
初めてのミルク
初めてのおむつ交換
初めての沐浴
初めての着替え
初めての・・・
初めての・・・

この年になって、数えきれないくらいの初めてを経験させてもらえたことが、嬉しいし楽しい反面、やはりしんどくもあり二人とも余裕がなくなり妻との喧嘩も増えました。

それでも繰り返し経験を重ねることで、いつの間にか
娘にとって丁度良い温度のミルクが作れるようになり、
娘にとって丁度良い角度で哺乳瓶を当てられるようになり、
哺乳瓶を洗ったあとは煮沸までがルーティンとなり、
沐浴も入浴も緊張せずに入れられるようになり、
おむつ交換の手際が良くなり、
寝かしつけのコツが分かり、
娘を抱っこしながら片手でベビーカーを開けられるようなりました。

ありがたいことに、娘は元気に成長していき、
首が座り、
寝返りが打てるようになり、
ずり這いが始まり、
ハイハイに移り変わり、
つかまり立ちをし、
伝い歩きをするようになりました。

そして、見える世界が広がる毎に、
表情がどんどん豊かになり、
声に出せる音が増え、
アレは? コレは? とあらゆるものに指を差し、
抱っこをせがんで「早くそこに連れて行って」と要求し、、、と
どんどん表出が広がっています。

あっという間の1年。
まだたったの1年。
かけがえのない1年。

あらためて、産まれてきてくれた娘と、妊娠初期から十月十日お腹の中で娘を守り続け、ここまで元気な子を産んでくれた妻に感謝です。

父親になって1年。
これからも初めて尽くしなことが目白押しなので、戸惑ったりテンパったり余裕が無くなったりすることが続くでしょう。でも少なくともこの1年は色々色々ありながらも何とかなったというのは大きな自信にもなっています。

明日は今日の延長線上にある。

これからも目の前の一つ一つのことに丁寧に向き合い、妻と一緒に楽しみながら、休みながら、良い塩梅で娘と一緒に成長していきたいものです。

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