良い塩梅の話
「塩梅」
料理の味加減や物事の具合、健康状態のこと。程よく物事を処理する、程よく並べる・配置するといった意味でも用いられる。
(実用日本語表現辞典より抜粋)
仕事でも家事でも何でもそうですが、取り組む時に「今日中にここまで仕上げる」というゴール設定にしてしまうと、夕方になって例え8割出来ていたとしても、出来なかった印象の方が強くなってしまいます。
切羽詰まった時は仕方ないですが、実際のところ、そんなに切羽詰まった事ばかり起こらないものです。
そこでオススメなのが、時間で区切る方法。
例えば「今から掃除を30分する」と決め、30分経ったら中途半端であってもスパッと止める。そうすると、自分で決めた時間はちゃんと掃除をしたという「出来た」気持ちが残ります。
たとえ掃除が中途半端だったとしても「しないよりは全然マシ」ですし、次はその続きからすればいいだけです。
そして、「次は○時から○時まで買い物に行こう」「これから1時間はnoteを書こう」などと次にしたいことの所用時間を決めて、時間に合わせて行動すればその日は掃除だけで終わることはなくなり、それなりに色々な事が出来たと達成感も味わえます。
色々な予定を先に「時間」で区切っておくと切り替えやすくなりますし、慣れてくるとその時間内でどれだけ進められるかなど、自然に効率的な動きを考えられるようにもなります。
慣れるまでは、最初に時間で区切ることと、途中で終わっても「最後までできなかった」ではなく「確実に少し進められた」とプラスに捉えることに違和感があるかもしれませんが、慣れると「出来た」と感じられる事が増えるので、気持ち的には楽になるかなと思います。
時と場合によりますし、絶対の方法ではありませんが、何もかもを完璧に仕上げ用とするのではなく、良い塩梅で仕上げることはとても大事だと思います。そして時間で区切る方法は、それがしやすくなる一つの方法だと思っています。
よければ、是非。
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