ひとり立ちの話
1歳にもなると、ひとりで立てたり、早い子だったら歩けたりもするようですが、娘はハイハイの真っ只中。
個人的にはハイハイの動きが全身の発達に大きな意味を持つと思っていますので、あまり早く立ち上がったり歩いたりするのではなく、出来るだけハイハイの期間が長い方がいいなと思っています。
なので娘と遊ぶ時は、娘の横で四つん這いになり一緒に家中を練り歩いています。娘が笑顔でハイハイしてくれる姿はとてつもなく可愛いですし、これが後々の発達にいい影響を与えると思うと、膝の痛さよりも喜びの方が勝ります。
そんな娘ですが、今日いつものようにお風呂に入って、電気を消して、横になって寝かしつけを始めると、何を思ったのか急に立ち上がり何も持たずに5秒ほど立ち続けました。尻餅をついてこちらを見る娘に思わず「凄い」と呟くと、娘は満面の笑みで自分で自分に拍手をし、その後も横になる私の腰を衝立かわりに、何度も何度もひとり立ちを繰り返しました。
思い起こせば、つかまり立ちの時に、片手を離してバランスを取っている姿は何度か見ていましたが、まさかこのタイミングで成功するとは夢にも思っていませんでした。
その後も電気の消えた暗闇の中で、満面の笑みを浮かべながら何度も何度もひとり立ちを楽しむ娘。達成感に満ち溢れた顔で私を見つめ続けているうちに文字通り力尽き、そのまま夢の世界に入っていきました。
今頃はあらゆる所を駆け回っている夢を見ているでしょう。
立ち上がる事で目線が上がり、見える世界が一気に広がります。
明日からも驚きと発見に満ち溢れた日々が待っています。
初めての寝返りの時、初めてのズリバイの時、初めてのハイハイの時にも感じましたが、娘の見える世界が広がる瞬間に立ち会えた事をとても嬉しく思います。
そして、こちらは娘が無駄に怪我をしないよう、出来るだけの環境整備に勤しみます。
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