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僕の生きがいになってくれて、ありがとう。
なんだか、小説のタイトルみたい。
小説でもなく
ドラマでもなく
映画でもなく
今ここにある現実。
私の旦那さんが私に投げかけてくれる言葉。
なんだか、キザだな。なんて思われるかもしれない。
でも、
私の旦那さんは、いつも自然体。
口が上手いわけでも、女の人にモテたわけでも、イケイケなわけでもない。
素朴な小さな人。
小さな分、大きな心を持っている旦那さん。
そんな旦那さんに私は救われている。
調子が悪くなると、自分に価値を見出だせず、この世界で自分だけが無価値な人間なのではないかと、毎日泣く日々。
辛いよ。辛いよ。っと毎日旦那さんに話す。
話す内容はほぼ同じことなのだけど、いつも同じ内容を聞いてくれる。
一通り聞いた後、同じ返答をくれる旦那さん。
正直、自分がなにを話して、なにを返答してくれているのかよく覚えてない。
ただ、私の心がゆっくり解けていく感覚はいつも一緒。
何か言うたびに、優しく答えてくれる。
何度言っても、何度も優しく答えてくれる。
そして、
僕の生きがいになってくれて、ありがとう。
って、最後に言ってくれる。
幸せだと思うことは、怖いことだと思って生きてきた。
幸せを感じたら、足元を救われると思ってた。
幸せという言葉を言ったら、消えてなくなっていくものだと思っていた。
けど、今は。
朝のコーヒーの時間。
ベランダで過ごす時間。
椅子に座って外を眺めている時間。
朝散歩する時間。
朝深呼吸する時間。
季節を感じた瞬間。
家族がいること。
そんな小さなことも幸せだと感じ、なによりも、その幸せをちゃんと噛み締めていけるようになってきた。
旦那さんがいるから、怖くなくなってきた。
幸せを感じることができる幸せを私は今感じてる。
私を見つけてくれてありがとう。
生きる意味を与えてくれてありがとう。
今日の夕日も綺麗だよ。
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