映画「グランツーリスモ」の映画感想文

やあやあ

こんな良映画ならもっとさっさと教えてくれよな映画でした。

予告編?っていうか広告では
ゲームしてる時に車のパーツがぐいーんって集まって~
みたいなSFチックな感じもあったから
グランツーリスモを介した近未来的なレースの話かと思ってけど


実話を基にした話なんかい!


この度は私の情報不足により
このようなふがいないサプライズを受け取る形になってしまいましたが
反省の意味も込めて実話と虚構を綯交ぜにした今作を楽しませていただきます。

前略

wiki情報になるけど
2010年ぐらいから日産が実際にグランツーリスモを使用したシムレーサーのアカデミーを作ってることを知らんかったし、
そこで優秀だった、ヤン・マーデンボロー(今作の主人公)が本当にレーサーになってるなんて出来過ぎた話があるなんて知らんかった
事実は小説より奇なりという感想もそうやけど
実際のレーサーに適用できるまで作り込まれた「グランツーリスモ」という事実
その証明であり、それをさらに神話化したのが今作品であるんかと

もちろん神話化したことで、ご都合主義的な部分や、うまくいきすぎてる感もあるけど
ある意味でそれが映画であり
映画に求めるモノの一つであるのかもと思った。

正直レースシーンはもっとゲームを意識して欲しいとも思ったし、
それをするためにはゲームと現実の対比が重要になってくるかと
ただ、それがル・マンのラストシーンに詰め込めてるあたりが
こみ上げる演出であり素晴らしいと思えた。

現在の技術ならフルCG、フル3Dで一本映画作れるとも思うし
その方向で活かすのも全然ありかと
ただ、これを実写映画に落とし込んだという良さはもちろんあるあるのルノアールである。

あと個人的に良かったのはヒロインの感じ
田舎の女の子感が素晴らしかった
あそこでヘンに垢抜けた演出をしないあたりが好感持てたし

ちなみに、監督はニールブロムカンプで
第9地区、チャッピーとは正直似ても似つかんけど
映画への理解度が非常に高いんやなと改めておもた

ざんねんなポイントは
父親の声優ぐらいかな
大物なのはうれしいけど、適性かどうかでは微妙よな

あごひげは良いのよ


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