ラストティーンへの旅立ち ｜ GO AHEAD -僕の描く夢- 第140回

　今日、ついに19歳になりました。
　早いもので、もう十代も終わりが近づいてしまいました。たしか、十歳の今頃はソフトボールをやっていたような気がします。
　水泳と掛け持ちで、めちゃくちゃしんどかった記憶しかありませんけど……笑

　あと365日しかないんですよ！
　あんなに長かったのに。あんなに長く感じていたのに。

　この十年間で変わったことといえば、一日のスピードが倍になったことでしょうか。……もちろんこれは冗談ですけど、様々な変化を経験したのは事実です。昨日も書きましたけど、本当に目まぐるしく変わっていって、着いていけなくなったり、パニックになったりもしました。

　友人や恋人ともいっぱい喧嘩したな。少しでも良いモノを作るために、先輩や後輩、時には教師ともぶつかりました。今となっては「これはどうかな……」と思う話ですけど、どうしても満足のいかなかった部分を独断で差し替えることも何回かありました。
　百二十パーセント以上に満足できるものを作りたかったので、そのためには一切の妥協はしたくなかったんです。

　妥協をしないと失敗してしまうこともあるということをこの一年で学習しました。形にしたはいいけれど、些細な部分がどうしても引っかかってしまい、ペンディングとしてしまう。それで好機を逃してしまったことも何度かありました。ようやく自分のそのこだわりと現実の折り合いが付いてきたのは、今年の夏を過ぎたくらいだったと思います。もう、あんな失敗は二度としたくないものです。

　そういえば、「ラストティーン」という言葉は和製英語らしいですね。海外でこれを言っても通じませんけど、この言葉の響きは嫌いじゃありません。むしろ、端的に境遇を示すワードとしては最高のような気もします。
　とにかく、形があることで安心することも多いにありますから。たとえ居場所がなくても、自分を示す記号があれば、何故か安心してしまう。
　人の心理は不思議で、未だにほとんどわかっていません……

　日付が変わってから、友人からもお祝いの言葉をたくさんいただきました。十八歳の自分は本当に不安定で、いっぱい迷惑をかけてしまったと思います。だけど、そんな自分に着いてきてくれる人がいる。何度も書いていますが、一緒に作ってくれる人がいることは本当に幸せなんです。

　ありがとうじゃ足りないくらい、皆さんには感謝しています。
　いつも本当にありがとう。たくさんありがとう。いっぱいありがとう。
　
　十九歳のわたしも、よろしくどうぞ。

　2019.10.02
　Yuu