あなたのこと、好きなのかもしれない。 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第130回
あなたにこう言われたとき、人生が変わった気がした。結局、その出逢いが恋に変化することはなかったけれど、素敵な時間だった。
今でも、あの人のことを想うことがある。
一度でも話したことのある人は、ずっと忘れられないから。たとえヴァーチャルな出会いでも、わたしは憶えている。
残念だけど、わたしは恋が苦手だ。そんなことを言いながら、今のわたしには大切な人がいる。君を想いながら、この文章を書いている。
君のことを好きになってから、日常は変わっていった。センチメンタルという感情を知り、他人のことを気にするようになった。
今、はじまりの君とは残念ながら話をすることが出来ない。
断ち切ってしまったから、断ち切らなければならなくなってしまったから。
一生、後悔し続けるだろう。
わたしは深い関係には向いていないのかもしれないと最近想うようになった。話したことがあればあるほど、離れていってしまう。
それから、人が怖くなった。
友達としても、知人としても、人とのコミュニケーションを恐れるようになった。
だから、もう多くは話さない。ここに書く。
離別から、決めたの。
もう自分のせいで泣きたくないし、誰も傷つけたくないから。
わたしの傷はわたしの中でどうにかするって。
—— 精一杯の反省。永遠のリフレイン。
2019.09.22
Yuu
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