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モチベを求めて三千里

最近、モチベーションが急降下している。
平日は、どうにかこうにか大学へ行って授業を受け、休日は気づくと一日が終わってしまっている。「やる気出んなぁ、けど何かやらなあかんなぁ」と思っている間に、時計の針はグルグル回っている。
私は定期的に、このような状況に陥ることがある。理由も分からず、何をする気にもなれず、一日何もしないで過ごしたことへの後悔で、また余計にやる気がなくなる。
そして何かやらなければならない予定がある時に限って、この負のループに巻き込まれてしまう。焦りと不安にぶっ刺されながらも、なかなか重い腰が上がらない。

モチベーションアップを図るために、いつも様々な方法を試してみる。作業の意欲は出ないが、モチベーションアップへの意欲は出るのが不思議だ。
モチベーションの低下を感じ始めた時に、手っ取り早く回復しようとまず試みる方法は、食べたいと思ったものを食べることだ。
美味しいものを食べるとか高級なものを食べるとか、そういうことではなくて、食べたいものを食べる。もちろん美味しさは必要だが、すごく美味しくなくてもいい、普通の美味しさでも食べたいものを食べることができれば、満足することができる。
しかし、食べたいものを食べるというのは簡単なことではない。
突然ポッと現れた食欲に見合う食材が、必ずしも冷蔵庫にそろっていることもないし、限られた食材で初めて作るものを作らなければならないため、大量のレシピを見漁ることになる。
ただ、どうしても食べたいがために、心の底に沈殿していた少しのやる気を全て料理に使い果たす。結果、食べたい欲が満たされて、お腹いっぱいになり眠くなる。
モチベーションがやって来る代わりに睡魔に襲われて、私はまた悪循環へと引きずり込まれてしまう。

何もしたくない時には、体と心を休ませることに専念すべきだと、なんとかいうテレビか、なんとかいう本で見た気がするから、それも試してみる。
ヨレヨレの部屋着を着て、インスタントラーメンを食べ、寝っ転がって本を読む。これぞ休みって感じだ。
しかし、薄々感づいてはいたものの、日が沈むと同時に私の心も沈んでいく。休ませようとした心は、罪悪感に侵されてクタクタだ。

なんとかしてモチベーションを上げようと、あれこれやってみても上手くいった試しがない。毎回うんうん唸りながら、この日々を過ごし、いつのまにかダルさが消えるのを待つしかない。
負のループから運よく抜け出すことができた時に、したいことを考えつつ、私は今日もベッドでゴロゴロ。

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