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もっと気楽に集まって、居場所になればいい。

先日、ある会議に参加していた時に感じたこと。

居場所づくりって表現は、ともすると、「上から」になりがち。さらに、それを求める周囲も場づくりをする人に「過度に」期待しがち。

もっと気楽に集まって、居場所になればいい。

と、日々思っている。
今現在、サロン経営をしつつ、地域で孤立するママの居場所づくりとして、ワークショップを行っている。昨年のコロナ禍で孤立が一気に進んでいると感じたからだ。一昨年の冬から考えていたことを昨年ようやく形にした。

遠くにある目標を見ながら、今できることから始める。

最終的に目標としているのは、定位置があって、午前はママたちが、昼間から夕方は不登校の子たちが気楽に入れる場所づくりだ。

その場所に、1区画ずつプライベート図書館(みんなの図書館さんかく参照)を開く活動や、コーヒーショップがあったら良いなと考えている。

店番は図書館オーナーたちや、コーヒーショップのメンバー。
集まる子供達にも手伝ってもらう。
ボランティアで地域の大学生や時間がある人に勉強を見てもらったり、家庭科の実習物を教えてもらったり、笛の練習したり。

もちろんそこに「過度な」期待があると、
「より賢い大学生が教えてくれないと」とか
「安全を確保してくれないと連れていけない」と言われることになる。
子供の立場からすると、親がガチガチに用意したところがいい子とそうでない子がいるんじゃないかな?と思ったり。
また、小さな子どもを持つママも
「不登校の子がいる場所なんて」と考える人と、「自分の子育ての未来の一つのルートとしてそんな場合があっても慌てないように」と思う人もいるんじゃないかと。

つまり、受け入れてくれる人だけ来てくれたらいいと考えている。また、やりたいことが理想だとしたら、今できることは足元にある。まず足元にあることすら実行に移せずに、理想の場所までいけるわけないがない。だから、まずできる範囲で昨年、週1回のワークショップを始めたのだ。

1年続けて通ってくださった方は少なかった。それでも、そのたった1人2人が

「ずっと誰とも話せない生活だったから、コーラル(正式名称は赤ちゃんからのESD coral)があって良かった」

と言ってくれたことが、支えになった。単発利用の方にも、

「コロナ禍でイベントごとがなくて、自分の子どもが同世代の子と交流できる場所ができて本当にありがたい」

と全く別の場で感想をもらい、次のワークショップの参考にした。

数じゃなく、声を聞く

これはサロンの経営も同じだ。理想のサロンはもしかしたら、大きなサロンかもしれない。でもいきなり、人を何人も雇って、とできるのは、潰れそうなサロンを買い取った時ぐらいではないだろうか。

0から作るなら、こぢんまりサロンが作りやすい。そして、規模は違っても、自分のやりたいことをそのまま反映できる。来てくださったお客様を大切に、お声を聞く。それを参考に店づくりをしていく。

始める前に、しっかりコンセプトや自分自身を振り返る作業をしていれば、こぢんまりサロンはうまく行きやすい。コンセプトづくりや、自分自身を振り返る作業が難しいと感じる人は、ぜひ、10月からの開業サポート講座に参加してほしい。

「何ができるかな」と思っている人が、自信を持って開業できるようにする講座だ。

6か月の開業サポート講座は、月に1回の講座と2週間後のグループセッションでできている。一緒に講座を受けるメンバーで刺激し合えるように、そして講座と講座の間に持った疑問を解消するためのグループセッションだ。開業するのに、必要なテクニックだけを短期で学ぶのでは、手に入らない起業におけるマインドも手に入るように設計した。


気に入っていただけたら嬉しいです。 受け取ったサポートはサロン運営、ママの居場所を作るボランティア活動、さらに私が成長するための書籍代として使わせていただきます。