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一歩進むエネルギーが、共鳴する

こんにちは。先日、豊中市の“フリーランスや起業”のためのセミナーで講師を務めてきました。23人の申し込みで5つの島に分けて行いました。
当日来られない方もいましたが、グループワークも進んで良い規模感だったように思います。

さて、セミナーの日に私はとてもエネルギーをいただくことができました。今日はそんな話を書きたいと思います。

セミナー後の希望の方だけ残ってカフェミーティング

一歩のエネルギーは3つに分かれる


今回のセミナーのテーマが“起業やフリーランスで働くメリット・デメリット・心得”でした。そのため、当日集まったのはすでに起業されているが課題を抱えている方、これから起業しようとする方、いつか起業やグリーランスで働いてみたいという方が集まりました。みんな「一歩踏み出したい」と言う方ばかり。

一歩踏み出すエネルギーは、3つに分かれます。
最初に軸足に体重を乗せ、踏み出す方の脚を上げる時にはとても大きなエネルギーが必要です。その次に体重移動をしながら踏み出す方の足を前にもっていく時には、流れに乗っているので、少しのエネルギーですみます。そして最後、踏み出した方のエネルギーを着地させる時には、むしろ歩いている側のエネルギーは必要ありません。
今回参加された方々は、起業やフリーランスで働くという見方で考えると少しずつ立ち位置は違います。
それでも、一歩踏み出すため、最初のエネルギーがとっても必要な場面でセミナーを選ばれたのだと考えています。
だから、私の役目は、参加された方の最初のエネルギーを“増幅すること”だと思ってセミナーに臨みました。

エネルギーが発生する

当初ピシリと背筋を伸ばしていた皆さんのエネルギーが発生したのは、セミナーが始まって25分経った頃。
個人で紙に書く出すワークをし、グループで“言える範囲で”シェアをしてもらいました。
最初に話が始まったグループはとても話が盛り上がっていて、顔も明るく、前に進む期待感で満ちていました。隣のグループ、その隣、と伝播していきます。なかなか話を始めず黙々とワークをしていたグループの1人が、おずおずと言った様子で話し始めた時に、一歩進むエネルギーが静かに広がったように感じました。

3人の方にワークの内容を発表していただきました。2人はすでに起業したものの、課題を抱えていて、1人はこれから起業に向けて準備をする方。状況を聞いている皆さんがうなづいたり、驚いたり、真剣に聞いているのを感じました。
2回目のワークの後、再度グループで話してもらうと、それぞれ状況は違っても、共感するところがあるとわかり、1回目よりも話が弾んでいます。
まさしく一歩進もうとするエネルギーが共鳴し合って大きく膨らんでいきます。

個人的な目標

実は、今回のセミナーで、私には個人的な目標がありました。それは“説明ではなく表現すること”。

以前、音声配信アプリVoicyのさわなおさんと田中慶子さんの対談で、同じくパーソナリティの澤円さんが登場。
その際に、プレゼンは説明ではなく表現、と話されていました。また澤円さん自身のチャンネルで表現するからこそ、余白があり、話を聞いた人が頭で考え質問したり、行動することにつながるというような発言をされています。
私は、プレゼンをする時、資料を短くわかりやすいものにしようと心がけています。その分、つい説明しがちな自分を自覚しながら、問題に気づいていませんでした。
澤さんの言葉を聴いて、ようやく「説明のしすぎは、話を聞いている人の思考を埋めてしまうのか。理解はするけど、楽しくないし、頭で考えないなら、ジブンゴトにならないってことだわ」と気づきました。
今回は話を聞いた人が、行動するのが目的なので、意識して表現をするという個人的な目標を立てていたのです。
そのために説明が入るメリットやデメリットの部分は、具体的な話も盛り込みましたがサラッと10分ほどで終わらせ、ワークを中心に据えました。
ワークで書き出していただく間、自分の話を上げましたが、説明ではなく「そんな感じでいいんだ」と思ってもらえるように心がけました。
受け取られたのは受講生のみなさんなので、私にはできていたともできていなかったとも言えません。ですが、過去の“説明を丁寧にしてしまった”時と比べて反応が良かったので、積極的な姿勢の皆さんだったこともあり、目標は達成できたように思います。

エネルギーが共鳴する

質疑応答を経て休憩に入り、カフェミーティングの時間になりました。カフェミーティングは最初から設定されていた交流の場。
残られた1人ひとりの方に自己紹介をして頂きました。自己紹介する順番も半ばに来ると「先ほどおっしゃっていた○○されている人、私の友達にいるので、良かったら紹介します」と、自分より前に自己紹介されていた方に目線を合わせられる姿が見られるようになりました。
ワークで互いに話を聞き、増幅されたエネルギーが踏み出した足を持ち上げ、体重移動しているかのよう。
お互いに連絡先を交換して横のつながりを作ろうとしている様子を見ていて、セミナーをしていた側の私もエネルギーを受け取り、あんなことやるといいのでは?と頭の中はアイデアだらけになりました。
エネルギーは、共鳴する。
やりたいことが違っても、相談できたり、励まし合える仲間を見つけると、1人でいる時よりずっと、一歩進むきっかけになると、改めて感じた1日でした。

当日配ったプロフィール

令和6年2月8日 豊中市 起業・チャレンジセンター 共催
“起業やフリーランスという働き方のメリット・デメリット・心得”
写真は起業・チャレンジセンター撮影
豊中市に受講生の顔が分からない状態にしての掲載許可取得済み
念のためSNS等NGの方が写っているところをカットしたものにぼかしを入れています

気に入っていただけたら嬉しいです。 受け取ったサポートはサロン運営、ママの居場所を作るボランティア活動、さらに私が成長するための書籍代として使わせていただきます。