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見覚えのある山の花

耳を澄ませば聴こえてくるのは鳥のさえずり。葉っぱ達のこすれあう囁き。見上げれば蒼く澄んだ空。降り注ぐ太陽の光。
新芽が生えたばかりの生命力のある森の木々達。

懐かしい土の匂い。田んぼのあぜ道に力強く咲く花。あの花の名前はなんだっただろう?

小さな紫色の花。幼い頃の私は花冠を作っては頭や首に付けて遊んだ。
あの花の名前を思い出した時、忘れかけていた母の記憶も蘇った。

気がつけば私も父のような人と生きている。花をみて風を感じて今を生きている。

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