「それ仕様です」は十分なエビデンスを用意したうえで言おう
おはようございます、オノデラです。
システム開発の現場ではあらゆるトラブルが起こります。
その中でよく起こるトラブルがお客様と開発会社の間で認識違い。
お客様「あれ、この画面は〇〇だよね?」
開発会社「いえ、〇〇ではありません、△△が仕様です」
お客様「え?いやいや、〇〇で作ってって言ったよ」
よくある会話ですね。
例で言葉をあてはめてみると、
お客様「あれ、この画面は登録機能と更新機能だよね?」
開発会社「いえ、登録機能と更新機能ではありません、登録機能だけが仕様です」
お客様「え?いやいや、登録機能と更新機能で作ってって言ったよ」
お客様はデータ登録ができ、かつデータ更新ができると思っていたが、開発会社は登録機能だけでよいと思っていた。
開発会社にとってはこわい話ですね(笑)、ここから更新機能を追加するとなるとその分の工数がかかります。
だから極力引き受けないようにしたいところ。
でも言った言わないをエビデンスにすると確実に引き受けないといけなくなります。
言った言わないはエビデンスとしてとても弱いからです。
証拠ではないから。
だから物理的なエビデンスを常に残しておく必要があります。
言った言わないを明確にするために打ち合わせ時は議事録を毎回作る、QA表を作成する、など言った言わないにならないために電子媒体に記録しておきます。
そして記録した後に必ずお客様にメールします。
少し手間ですがこれがとても重要。この手間が後のトラブルを防ぐエビデンスになります。
メールするときのCCにはお客様上長や自社の上長を入れておくとなおよいでしょう。
僕も言った言わないでトラブルに見舞われたことがあります。
その時に物理的なエビデンスの重要性を痛感しました。
お客様と良好な関係を維持するためにもエビデンスはしっかり残しましょう。
おわり。
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