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ノマドランドをみると感情がグチャグチャになる話

ノマドランドという映画がprime videoの対象に入り、最近観ました

ノマドランドは劇場公開当時になぜか3回観たのですが、とても好きな作品でもないという自分の中でも独特な存在の作品です笑

ノマドランドはいわゆるバンライフ(車で生活するスタイル)の主人公とそのまわりの同じようなバンライフの人たちの生活実態みたいなのが描かれています

なぜこの映画をみると感情がグチャグチャになるかを今回は書いていきます 

全く持って個人の感想ですし、作品の批評みたいなものはしないので読み物として捉えてもらえると幸いです

人間の生活でありつつも拭えない不安がよぎる

とにかくこれでした

主人公含め、周辺の人は基本的に移動しながらその土地の日雇いバイト?みたいなもので日銭を稼ぐ生活をしています

個人的にこの生活は「限りなく原始的かつ本質的な生活だよな」と思いつつ、しかしこの資本主義どっぷりな世の中においては自動化による労働者の機械化や資産的な不安を駆り立てられるよな、とも思わされます

所詮私のような一般人が、人生において社会的なインパクトを残すことはほぼなくて、世の中に二酸化炭素を撒き散らして終わります

しかし、それこそが昔から継承してきた生活であり、その日の食事さえ手に入ればあとは暇を持て余してたわけです(細かい話は除いてます)

このノマドランドに出てくる人はそういう意味ですごい原始的とは思えるものの、どこか本質的な人間をしていると思えます

そして、どこか解放的な雰囲気さえ感じます

もちろん作中でお金の工面がしんどそうであったり、いろいろなアクシデントが起こりますが、芯のある人間力がにじみ出ていました

こういう人たちに憧れている私なので、いろいろ家すらも持たずに生活できないかとか考えてたりします

じゃあ、なんで不安を抱くのかといえばやはり今後の社会に生きるサバイバル的な面です

すこし話に出ましたが、現代の強い資本主義において、ある程度のお金さえあればほとんどのことが解決できます

作中に出てきた車の修理代や医療費、住居、何だったら新車を買って、より快適なバンライフにアップグレードできます

そして、生き抜くスキルさえあれば雇用形態関係なく今後の安心にもつながります

しかしノマドランドに出てくる人たちは日雇いやパートのような形態なので、Amazonのパッキング?や肉体労働であったり、ファストフードの調理のような「だれでもいい」仕事をして過ごしています

これらは間違いなく機械による自動化が行われることは避けれそうになく、これだけをしているのは将来的な不安が拭えないよなと。。

この不安ももはや幻想であり、気にせず生きる強さが作中の人たちにはあるわけなので、自分の弱さみたいなものがノマドランドをみると露骨に現れるので感情がグチャグチャになります笑

終わり

というわけで、ノマドランドに関するミニマリズム視点の感想でした

映画としておすすめかと言われればなんともですが、作品としては評価も高いですし、一度見てみることはオススメです

では、また次回!


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